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金曜日, 9月 14, 2007

2007年の釣果

12月22-24日
今年の総括.釣りを始めて10年以上経つが,今年は船に出会えて釣りの幅が広がった気がする.船釣りを始めるときに「道具は最低限のものを使い,その代わりできるだけ数多く船に乗ろう」という方針を決めた.おかげで常磐沖でどの時期に何が釣れるのかおよそ分かるようになってきた.今後も道具にはお金をかけずに,節約をして,できるだけ数多く船に乗りたいと思っている.1月には,無謀にもヒラメ船に乗った.ヒラメは釣れなかったが,47cmのホウボウが釣れた.自己最大の釣果だった.その後船酔いとも戦いながら1年を通し船釣り,堤防釣りを楽しむことができた.堤防での記憶に残る釣りは,大洗のキスだろう.チョイ投げの仕掛けで,良型のキスが20ほど釣れた.あのキスのプルプルも忘れることはできない.
無念といえば,タコとヒラメだろうか.ノビタさんのページを見ているうちに自分もタコが簡単に釣れるような錯覚をしてしまった.自作テンヤを公開して,沖提にも通ったのだがタコをあげることはできなかった.ヒラメも釣ることはできなかった.しかし過去に河原子漁港でカニマンションにタコが入っていたことがある.また久慈川河口で手のひらヒラメを釣ったことはある.だから「タコもヒラメもとったことはある」と言えるのだが,ちょっと空しい.ちなみに今年私のページに登場したT君は,本格的に釣りを始めたのは最近なのだが,タコは沖提二度目でクリア,ヒラメも一度目で60cmをあげている.釣りのセンスというものも大事で,私は釣りにはあまり向いていないとも思う.このページの読者から「みなとさんのページを見ると,釣れない人もいるのだなあと,癒される.」というような意見をもらうことがある.「こんな風に釣ったらもっと釣れるのに」と言われることもある.でも,釣りには人それぞれのスタイルがある.本人が楽しければ,ボーズでもイワシ1匹でも良いと思う.総括というよりは,自分への慰めでした.

12月15日,午後6:00-8:30,曇り時々小雨,会瀬海岸,カニ2
久々の夜釣りである.冬でも,風が無く手袋も必要ない状態であれば,夜釣りは気持ちよい.海に夜一人でいてもあまり怖くはない.しかし山や森林の中で,夜に一人というのはとても怖い感じがする.何故だろう.カニ(本命)とイシモチ(おまけ)を狙うことにした.カニはシーズン終了に近いのだが,晩酌用に少しは期待できる.イシモチはこの時期,夜に会瀬で思いがけず釣れたりするので,とりあえず仕掛けを出してみる価値はある.カニ用とイシモチ用の竿を1つずつ用意し,お祭りしないよう,左右に投げ分けた.すぐに大きなカニが来た。よく見るとイシガニである.その後ずっと沈黙の時間が続いた.イシモチの餌のイソメはほとんど減らない.そろそろ帰ろうと思ったときヒラツメガニ(Hガニ)が釣れた.痛風あがりの身としては,カニ2匹程度の釣果が調度良い.さっそく帰ってイシガニとヒラツメガニの食べ比べをした.港内のイシガニは,ちょっと泥臭いイメージがあるのだが,海岸のカニならHガニと条件は同じである.結果は,味はほぼ同じく,どちらも美味である.ただHガニの方が旨みが多い気がした.

12月8日,午前6:00-13:00,晴れ,いわき沖,黒ソイ3(25-30cm),アイナメ1(35cm)
年末はなんだかんだとやることが多く気ぜわしい.年内に釣行できる日数も限られてきた.しかし前回いわきでボーズだったときは「今度天気がよければ再チャレンジする」と,家族に早めに宣言してあった.ヒラメ船よりも安く済むということも補足しておいた.前置きはさておき,波が穏やかで船日和であったので,いわきでイワシサビキ+根魚五目(ヒラメ)に再チャレンジした.最初のイワシ釣り,イワシを傷めないようサビキ針の返しをつぶしておいたり,イワシ用の網を準備しておいた.今回は順調にイワシが釣れて7時過ぎには本命の釣りに移れた.早々に黒ソイがかかる.まずまずの型で,安心して釣りができる.その後黒ソイを2つとアイナメを追加した.周りでは,イナダ等が外道として釣れていた.また隣では,鮭がかかっていた.ヒラメは0-2で平均すると1だろうか.残念ながら私にはヒラメが来なかった.後半は風が強く,波うねりもだんだん高くなってきた.魚信が取りにくいということはあったろう.黒ソイが来てヒラメが来なかったということは,私の仕掛けにも問題があるのかもしれない.前半は,孫針をトリプルフックではなく普通の針にしてソイ,アイナメが来た.後半は孫針をトリプルフックに変えたが何も来なかった.ハリスの長さや捨て糸の長さも重要だと思う.
ヒラメが釣れず課題は残ったが,黒ソイ3+アイナメなら根魚五目としては合格だろう.それに黒ソイ,アイナメとも刺身,煮付けとして最高に美味だった.食味としては,ヒラメと互角以上?ということで自己満足することにしよう.

12月2日,午前6:00-13:00,晴れ,いわき沖,イワシ30
2日は,波が穏やかで船日和だ.最初はタコ船に乗ろうと思った.タコ船をやっている船宿に電話すると2日はヒラメとのこと.常磐のヒラメシーズンが開幕した.ヒラメ船は料金も高いし,真っ向から勝負してボーズというのも悲しい.そこで前から関心があった船に乗ることにした.いわき市のヒラメ7千円という船宿である.低料金の理由は,まずサビキでイワシを釣ってから,ヒラメを釣るからだ.船からのイワシ釣りは初めてだが,結構楽しい.30匹ほど釣った.餌として釣るので,イワシが弱まらないように回収しなくてはいけない.本命のヒラメ釣りの方は,残念ながらボーズ.唯一「重い!ヒラメか?」ということがあったのだが,上がってきたのは巨大テヅルモヅルだった.周囲でもヒラメはポツリポツリといった感じだった.外道には,イナダ,オキメバル,メバル,アイナメ,ソイなどが釣れていた.多くの人は,ヒラメの仕掛けの上部にもう一つ針を付けている.外道のほとんどは,この上部の針に食いついていたようだ.今回の私の仕掛けは,ヒラメ針+孫針のみだったので,次回は私も上部にもう一つ針を付けてみたい.2時間半をイワシ釣りに費やして,ヒラメ釣りは4時間ほど.本当にヒラメを釣りたいのなら,普通のヒラメ船の方が良いだろう.サビキのイワシ釣り+イワシ餌の五目釣りという感じで釣りを楽しみたい人向けだろう.のんびりと釣りができるし,また近いうちに乗ってみたい.

11月24日,午前6:00-10:30,晴れ,日立港沖堤,ボーズ
捲土重来を期して,再度沖提に渡る.しかし沖提に渡る人の数が多いのには驚かされる.渡船の乗客は,タコ,カレイ,サビキ,穴釣り,ヒラメなど狙いは様々だが,行きの船には「釣ってやるぞ!」という意欲にみなぎっている.今回は雑念を捨てタコ一本に絞る.まずは仕掛けを準備する段階で3度も針を指先にグサリとやってしまった.餌は,前半はサンマ,後半は誰かが釣って捨てられていたショウジンガニ.しかし...反応は無い.周囲でもタコがなかなかあがらない.タコを釣り上げたのを目撃したのは一度だけだった.しかもそこは,自分が10分ほど前に探った場所だった.あとは空しく時間だけが過ぎていく.よく考えれば,毎週末に数十人のタコ師が堤防をくまなく探り続ければ,タコに出会う確率は激減するはずだ.前回は堤防の南を回った.今回は中央から北まで歩いたがダメだった.悔しいが「堤防のタコに全面降伏,タコ釣りから当面撤退宣言」としたい.タコが食べたければ,地元のサクラダコを買って食べることにしよう.しかしタコの魚信を体験してみたい気持ちは強いのでそのうちタコ釣り船に乗ってしまうかもしれない.ちなみに堤防では,アジ,アイナメ,メバルなどが釣れていた.
寒い中歩き回って風邪を引いてしまった.喉が痛い.

11月17日,午前6:00-11:30,曇り,日立港沖堤,ドンコ1
最近頭の中はタコで一杯である.同じ状態の釣友Tと沖堤に渡った.「二人ともタコの実績はゼロだが,沖堤に行って,常連さんの釣り方を見習えば,一つぐらいは釣れるだろう」しかし...現実はそう甘くはなかった.Tは市販の仕掛けを使い,私は手作りの仕掛けを使った.餌は,サンマ,ワタリガニ半身,釣りで釣れたショウジンガニなど.広範囲に探るが反応は全くない.他のタコ師も釣れていない.しかしTの竿に反応がある.水面に1キロオーバーは確実な良型の蛸入道が姿を現した.しかし,次の瞬間「ハローグッバイ」,あっという間にバレて消えていった.Tにとっては痛恨の極みだろう.彼が使っていた餌は前に船で釣ったハナダイだった.タコからすれば,目新しい餌だったかもしれない.他にはイワシ餌のぶっこみでドンコが釣れた.またカニ網にはウニがかかってきた.しかしこの時期のウニは,中身がスカスカなのでリリースした方が良いだろう.
帰ってから,私の仕掛けの重大な欠点に気が付いた.私の仕掛けは重りが下に付いているが,市販の仕掛けは中心部の背中側に重りが付いている.水中でどうなるか?市販の仕掛けは,餌がごろっと横になり「さあ食べてちょうだい」タコが上にのしかかり,「さあ食べるぞ」その瞬間針ががりする.一方,私の仕掛けは,重心が下にあるので,縦方向にぴょんぴょん飛び跳ねるだけだ.下手をすると,後ろ向きでタコの視界に入らない可能性もある.改良の仕掛けを自作するか,市販の仕掛けを使うか?とにかく,この手にタコを手にする日は来るのだろうか.タコを手に出来るのは,ノビタさんのような神の手を持つ限られた人だけなのか?ちょっと弱気である.

11月11日,午後5:00-6:30,雨,日立港,ボーズ
ノビタさんのページを見て無性にタコが釣りたくなった.しかしタコテンヤでの実績はゼロである.(カニマンションに入っていたことはある)タコテンヤは高いので,まずはタコテンヤを自作した.案外良くできたと思う.ラインは,ホームセンターでナイロンテグス10号60mで200円くらいのものを見つけた.準備は整った.しかしこの雨である.我慢が出来ず日曜の午後に出漁した.結果はボーズ.釣り馬鹿ではなく,ただの馬鹿である.しかしいつの日か,太いタコの足を丸かじりしながら一杯やりたいものだ.

11月3日,午前6:00-12:30,曇り,日立沖,沖メバル16,ハナダイ3,ベラ1
先月友人Tとハナダイ釣りをした.彼もすっかり船にはまってしまったようだ.ハナダイの次のステップとしてハナダイよりサイズが大きく,ボーズの可能性が少ない沖メバルを選んだ.そして彼の中学生の息子さん(以下Tジュニア)も初めて船に乗ることになった.未来のあるTジュニアが,釣りを楽しめる人生を歩めるかどうか,責任重大である.船は予想に反して満員御礼の状態で,お祭りとの戦いでもあった.まずはTジュニアがハナダイを釣った.私も先輩の貫禄?で本命沖メバルをゲットした.Tジュニアがハナダイを3匹釣った状態でTパパはゼロである.Tパパの顔が徐々に引きつってきた.Tジュニアは,酔い止めも飲まず飄々と釣りを楽しんでいる.やがてTパパにも沖メバルがやってきて,余裕のある父親の笑顔となった.餌は,冷凍エビとサバの切り身を渡されたが,エビを使うとハナダイが嫌と言うほどかかってくる.私はサバ餌で,沖メバルに専念した.T親子は楽しく釣りを続けたが,私はうねりの影響で30分ほど横になってしまった.さらに沖メバル背びれが指に刺さってしまった.沖メバルも背びれにわずかな毒があり指先が1時間ほどしびれてしまった.指から血を流している状態で,隣の釣り客がさっと絆創膏を出してくれた.さりげない気配りに,深く感謝する.
今回は皆満足の行く釣りが出来たようである.Tジュニアもまた船に乗りたいと言っていたし,まずはめでたしめでたし.

10月27,28日
今週末の釣行はありません.
釣りをする状況ではなかったので,日立港秋の味覚まつりに行ってみた.場所はお魚センターである.バーベキュー,タコ飯,焼きそば,あんこう汁,天ぷらなど数々の出店が出ていた.タコ飯とサヨリのフライが美味だった.地産地消という言葉がある.同じ食材でも,地元のものより遠方のものは,運送にエネルギーを消費する.つまり遠方の食材ほど二酸化炭素を放出し地球温暖化につながることになる.できるだけ地元の食材を楽しんで味わっていきたい.
ところで原油価格の高騰は,釣り船への影響もおおいにあるようだ.実際に値上げをした船宿も出てきている.お気に入りの船宿に頑張ってもらうために,私たちが協力出来ることは,船に多く乗ることだろうか.
船用の仕掛け作りをした.センタービーズを使うと,比較的簡単に胴付きの仕掛けが手作りできる.前回オキメバル釣りをしたときには,自作の仕掛けで挑んだが,周囲とそれほど釣果に大差はなかったようだ.

10月20日,午前6:00-10:00,曇りのち晴れ,大洗,キス13,メゴチ3
2週前大洗でキスが結構釣れた.アオイソメ1パック,ちょい投げで,二人で30近く釣った.こんなことはめったにない.夢よ再びということで,再度キスを求めて大洗に出かけた.キスはまだ釣れた.6時からの1時間で7匹ほど釣れた.あとはペースが落ちたがぽつりぽつりと釣れ続けた.メゴチも混じった.なによりフグの餌取りがほとんどないのが嬉しい.前回一緒に釣ったTも現れた.彼もキスの余韻が忘れられないようだ.
今まではキスも3枚に開いていたが,最近キス天婦羅用の開き方を憶えた.キス天と骨せんべいになった.身がふっくらとしてとても美味である.メゴチも美味だがやっぱりキスの方が上等かな.ちなみにスーパーでは外国産のてんぷら用冷凍開きが5尾300円ほどで売っていた.10匹ほど釣れば,餌代<釣果ということだろうか.

10月14日,午前6:00-12:30,曇り,日立沖,マダイ2,ソウダガツオ1
ヒラマサ・イナダ狙いのジギング船に乗った.船のルアーは当然初めてである.船ルアー用の竿などは,当然持っていない.自前の安いバスロッドとスピニングリールを持って行った.メタルジグは100g前後を使うとのこと.最近のメタルジグは,口側に針(フロントフック)を付けるのが一般的なようだ.フロントフックだけて,後ろのトリプルフックなしというのもあるようだ.
釣り方は,鳥山を探し一斉にジグを投げ込むことをイメージしていたのだが,全く違った.船長の指示に従いジグを真下にそのまま落とす.そしてシャクリながら巻き上げてくる.この繰り返しである.かなりの重労働である.ずっと反応無しが続いたのだが,あるとき底に落としたジグに重量感を感じた.とても重いが巻き上げることはできる.「ヒラメか?」同乗の人がタモを持ってきてくれた.そして現れたのが,フジツボの付いた岩石...5kgは軽くあっただろう.その後も魚信はなく,時間だけが過ぎていった.
3時間ほど何も釣れない.そして待望の魚信があった.あがったのは31cmのマダイだった.自己記録である.11時を過ぎ,30cmのマダイと34cmのソウダガツオを追加した.2匹のマダイはいずれもフロントフックに食ってきた.私だけでなく,本日は本命の青物がぱっとしない結果に終わった.
同じ釣り船でもルアーと餌釣りは,違う世界の釣りのようだ.私の道具ではヒラマサが来たら対応できないだろう.船ルアーを真面目にやろうとすると,竿,リール,ジグなどある程度揃えないといけない.そんな余裕もないので,今後も船は,餌釣り中心で行きたい.でもバスロッドとスピニングリールがあれば,とりあえずの体験はできるので良いかもしれない.

10月8日,午前5:00-10:00,曇りのち雨,大洗,キス19,メゴチ1,ハゼ1,アジ1,チビセイゴ1
天気予報では波が高く,風が強く,雨が降るとのこと.しかし海は比較的穏かで,風も気にならない.アオイソメの餌釣り,ウキサビキ,ギャング針仕掛けなどを用意してきた.まずは,アオイソメの仕掛けに豆アジやハゼがかかる.そして,アオイソメの仕掛けをゆっくりサビいてくると良型のキスが釣れた.ふと横を見ると隣ではギャング針仕掛けを投げている.「あれっ!」よく見ると,先月一緒に船に乗り,船デビューしたTだった.彼は,イイダコを1匹釣っていた.今日はキス爆釣の予感があったので彼にもキス釣りを薦めた.彼はキスは初めてとのことである.Tの第一投,中途半端な距離に落ちた仕掛けをTは巻き始めた.「あれ.なんかかかったみたい」第一投で見事キスを釣り上げた.そして第二投,同様にキスを釣り上げた.さすがに三投目以降は続かなかったが,彼もコンスタントにキスを釣って楽しんだようだ.私も気合が入った.キスは9時頃までコンスタントに釣れ続けた.チビセイゴも釣れた.終わってみれば,キスが19匹.うち3匹はチビキスなのでリリース.残りは,16-20cmの良型ぞろいだった.キスのツヌケ(10を超えること)はもちろん初めてである.もしかすると今年の釣り運は,全部出尽くしてしまったかもしれない.



9月29日,午後4:00-6:00,曇り,会瀬,アジ1
午後ちょっとだけ時間がとれたので会瀬へ.波の予報は2.5mだったが,波はほとんどなかった.アジ狙いのウキサビキの竿だけを出した.フグばかりだが,一度だけアジの魚信があり,20cmのアジが釣れた.とりあえず一人分の刺身になった.アジは,スーパーで一尾100円前後で並んでいるのだが,やはり自分で釣ったものはプライスレスということにしておこう.
(両軸リールの手入れ)
私が船釣りで使用しているのは,小型両軸リールにPE3号を100m巻いて4000円位で売っていたものである.茨城周辺の釣りであれば,イカ,大ヒラメや巨大青物以外であればすべてこれで足りる...はずである.先日初めてリールの手入れをした.リールが海水をかぶって,ギアに塩がこびりついた状態になっていた.慎重にリールを分解し,ギアもはずし水洗いした.再度組み立てたが,あやうく組み立て失敗になるところだった.水気を切って,陰干しし,油をさしておいた.
ところでPEラインは,5mごとの色分けが最初は鮮やかではっきりしていたのだが,徐々に色あせてきている.そろそろラインの交換を考えた方が良いかもしれない.

9月24日,午前6:00-13:00,曇り,日立沖,ハナダイ40?,ベラ1
友人Tが最近釣りを始めて,私のページを見ているとの連絡をもらった.そして本日がTの船デビューとなった.船デビューなので,ボーズは避けたい.ということでハナダイ五目をデビュー戦に選んだ.ハナダイが,いやというほど釣れ続けた.初めはハナダイの魚信を楽しんでいたが,だんだん他の魚が釣りたくなってきた.しかし私に来た外道はベラのみ.
そして船デビューTの結果は...「ちょっと気持ちが悪い」とは言いながら,休むことなく釣りを続けた.そして大きな魚信があり,イナダ2本を一荷で釣り上げた.船内でマダイもあがってたのでTも「マダイが釣りたい」と言っていた.そして願いどおりマダイも1匹釣り上げた.恐るべし.
ハナダイは,唐揚げ,南蛮漬け,鯛めしなどにした.鯛めしがとても好評だった.
簡単鯛めしの作り方:米を普通の水加減で炊飯器に浸しておく.炊く前に水を適当量減らし,その分めんつゆを加える.うろことわた,えらを取った鯛を載せ炊く.食べるときは,鯛を先によけてご飯を盛り付けて,鯛の身を取って乗せて食べるのが良いだろう.

9月17日,午後3:30-6:00,曇り,川尻漁港,サバ15,アジ2
サバサバサバ
今回の釣りはウキサビキである.堤防の先端に着くと,サビキ釣りの人がたくさんいた.これは期待が持てる.今日は風が強かったので,堤防の先端では内向きに竿を出している人が多い.私が竿を出してしばらくするとウキが勢いよく沈んだ.そして仕掛けが激しく走る.あがったのは,20cmほどのサバ2匹だった.これをきっかけにサバフィーバーが始まった.右も左もサバ.あまり走らせると隣とお祭りしてしまう.コマセや付け餌もいらない.とにかく水中に針があれば,サバが喰ってきた.釣るのは楽しいのだが,さばくのは自分である.徐々に調整モードに入った.最後にはサビキの針が2本になった.11号のセイゴ針を追加し赤い糸を巻いておいたが,そこにもサバが喰ってきた.サバフィーバーのピークは30分ほどだっただろうか.それ以後もポツリポツリとサバが釣れた.そして本命のアジ(15cmほど)も釣れた.サバはシメサバと味噌漬けになった.アジは刺身で食べた.やっぱり食べるのは,アジの方がいいな.



9月13日,午前5:30-12:00,晴れ,日立沖,マダイ2(29cm,26cm),小ダイ4,ベラ2
8月はいろいろあって夏期休暇がずれこんだ.というわけで平日釣行,狙いは真鯛である.マダイとヒラメは,乙姫様の側近であるだけではなく,海釣りの最高峰に位置する魚である.今までリリースサイズのマダイは釣ったことがあるが,ちゃんと真鯛と呼べるものを一度は釣ってみたい.今回挑戦したのはシャクリマダイである.仕掛けは,10号のおもり+5m弱のハリス+豆テンヤ+冷凍エビである.根掛り多発の岩場で底すれすれを冷凍エビが踊るようにしゃくってマダイを誘う.さっそくリリースサイズのマダイやハナダイが釣れる.水中の活性が高いようだ.しかし今日の本命は君たちではない!
私の右側も,左側も良型のマダイを釣り上げる.私も気合を入れるのだが,釣れるのは小魚ばかり.そして根掛り多発.1個500円の豆テンヤを6個ロストした.やはりマダイ釣りは,高度の技術が要求され,単に仕掛けを出しているだけではダメなのかもしれない.時間は11時を過ぎてロスタイムに近い状態だ.
隣の名人をよく観察すると,ゆっくりと竿を2mほど持ち上げる(きき上げる)アクションが多いのに気がつき,出来るだけまねをしてみた.するとガツンという魚信があり26cmのマダイが上がってきた.さらにもう1匹29cmのマダイが上がってきた.これなら何とか人にも「マダイを釣ったよ」と言えるサイズだ.さらにもう1回強烈な魚信があった.船長も気がつき「ゆっくり上げなよ」と言われたのだが,強引に巻きすぎたのか痛恨のハリス切れ.キロオーバーは次回への持ち越しとなった.それでも十分に釣りを楽しめた.乗船者の中で私が最低の釣果だったので船長の釣ったマダイ×2,マトウダイ×1を頂いた.マトウダイの刺身が想像以上に美味であった.

9月9日,午後2:30-6:00,晴れ,久慈漁港,キス3,メゴチ1
午後になって風がでてきた.久慈漁港で,簡易キス仕掛けを試みる.餌はアオイソメ.ハゼ天秤,ナスおもり8号,袖針5号,たらし20cmでチョイ投げしてずるずると引いてくる.するとキスが釣れた.ウキサビキもやってみたが,こちらは反応なし.天婦羅と骨せんべいにしたが,キスはやっぱり美味である.

船を始めて半年以上たったので,とりあえず始めて船に乗る人のためのメモを作ってみた.
最低限必要なもの
クーラーボックス:さすがに船でキャッチアンドリリースという人はいないようだ.
はさみ:仕掛けを準備したり,他人とのお祭りを強制解除するのに必要.
飲食物:暑いときは最低限の飲み物は不可欠.栄養補給としては私はバナナを愛用している.
船宿で借りられるもの
釣り竿+リール:貸し道具は無料や有料,または貸し道具なしというところもあるので電話で確認が必要.1万円ほど出せば,3号PE100m付き中軸リール+竿が買える.とりあえず2,3回は貸し竿でやってみて,あとは本格的な道具をそろえるか,最低限の道具をそろえるか,船を断念するか考えればよい.ちなみに私は,最低限の道具にするかわりできるだけ船にたくさん乗りたいという方針(今のところ)である.
帽子とサングラス:長時間日差しを浴びるので,あったほうが良い.

船宿で買えるもの
仕掛け,おもり,餌:特におもりは,お祭りをしないよう船宿で統一しているので,一人だけ違ったおもりを使っていると怒られる.仕掛けもそれなりの値段がするので,慣れてくれば自作するのも楽しい.餌は,船代に含まれる場合と別料金の場合がある.

あった方が良いもの
ライフジャケット:ライフジャケットは義務ではないし,着用率は50%以下だろう.でも私は少ししか泳げないので,ライフジャケットを着用している.
座布団:冬の釣りでは,どうしても尻が冷えてしまうので,空気式などの簡易型座布団が便利である.船で備え付けのものがあるところもある
酔い止め:液状のセンパーやアネロンニスキャップなどがある.私は乗船1時間ほど前に,アネロンニスキャップを飲んでいる.とにかく十分な睡眠が必要である.前夜に道具の準備を始めてしまうと,想像でわくわくして眠れないことがあるので,前夜の準備はほどほどに.
船宿の選択
値段,釣りもの,船の大きさ,船長の人柄などが,船宿の選択基準だろうか.特に船デビューの場合,大きな船の方が揺れが小さいので,大きめの船に乗った方が良いかもしれない.また大きな船は酔ってしまったらキャビンで横になることができる.また根魚系は,根掛かりが多発して,仕掛けの交換を繰り返して,気持ちが悪くなって結局ボーズなんてこともあるので,船デビューの場合避けた方が良いかもしれない.
波浪予報
天気予報のサイトで3日後までの波浪予測を見ることができる.茨城沖の場合,波浪予測が1.5m程度であれば,穏やかな釣りが期待できる.また長周期のうねりの方が,ボディーブローのように,船酔いの原因になりやすいのでうねりがある場合は避けた方がよい.
酔ってしまったら
吐きそうなら我慢せず吐いて,できるだけ横になろう.普通は1時間ほど横になっていれば,釣りが再開できるはずだ.6時間ほど釣りの時間があるわけだから,最初は2時間は休んで残りの4時間で釣りを楽しむ位の気持ちで良いのかもしれない.

9月1日,午前5:30-8:00,曇り,会瀬漁港,ウミタナゴ1
8月は結局ワカシ1,キス1のみで終わってしまった.月も変わり,今週末は気合を入れたいところだ.しかし,台風が近づいて波が高く風も強い.おまけに朝の9時には家に戻らなくてはならなくなった.遠出は無理なので,久しぶりに会瀬に出かけた.メインターゲットはアジ,サバである.久しぶりなのでアオイソメの投げ竿も出した.メタルジグやスキップバニーも投げた.しかし...ウキサビキにある反応はフグのみ.海水もずいぶん濁りが入っているようだ.時間だけが過ぎていく.終了間際,近くに投げたウキサビキがすっぽり沈んだ. 上がったのは20cmほどのウミタナゴだった.ウミタナゴを意識して竿を出したが追加は出来なかった.ウミタナゴは,鱗,ワタも取らず丸のまま塩焼きにして食べた.「ウミタナゴってこんなに美味しかったんだっけ」と思うほど美味であった.ウミタナゴに対する個人的な評価はかなり低いのだが,1ランクレベルアップした.

8月25,26日
今週の釣行はありません.
早いものでもうすぐ8月も終わりです.この時期の釣りで気をつけたいのは,服装です.真夏の感覚でTシャツに半ズボンで釣りに出かけたりすると,予想以上に寒かったりします.暑いときには脱げば良いけれど,寒い場合にはどうしようもありません.

8月19日,午前4:00-9:00,晴れ,日立港沖堤防,ワカシ1
夏のシーズンに一度は行っておきたいと思うのが,日立港沖堤防である.メタルジグ(+ジグサビキ),スキップバニー,ウキサビキ,ワームで,アジ,イワシ,カンパチ,ワカシ,タチウオ,マゴチ,ヒラメを狙うという皮算用である.(欲張りすぎ!)実際のところアジとワカシあたりが現実的な願望である.出船は4時.今日は船に余裕があったが,満員の場合4時よりすこし前に出発することがあるので注意が必要だ.最初は内向きに陣取り,メタルジグ,スキップバニー,ウキサビキなどを試みるが,ウキサビキにフグがかかるだけ.時間だけが過ぎていく.ボーズの予感が頭をよぎる.6時を過ぎて,外海側でナブラが立っているのが見えた.しかし高所恐怖症の私は,テトラをピョンピョン飛び跳ねる芸当は出来ない.ようやく降りられる場所を見つけ,慎重にテトラに降りた.テトラが苦手な人は,戻ることも考えて,降りる場所を見つけることが必要である.スキップバニーをガンガン投げて,ガンガン巻く.実は最近利き腕の左ひじが痛くて,20号のスキップバニーを思いっきり投げるのは辛いのだが仕方がない.そしてようやくガツンと乗った.と言っても抵抗は非常に弱く,上がったのは20cmほどのワカシだった.結局今回はこの1匹だけだった.今年はタチウオ情報が入るのだが,今回は確認できなかった.アジもポツリポツリといった感じのようだった.とりあえず今年も青物をクリアした...と言うにはちょっと寂しい釣果だった.

8月12,13日
今週の釣行はありません.
今年の夏は夏らしい,暑い夏である.釣りにはちょっと厳しいが,家族サービスをするにはよいかもしれない.
ひたちなか市(旧勝田市)に虎塚古墳という石室内の装飾壁画で有名な古墳がある.隣接してひたちなか市埋蔵文化財調査センターがある.入館は無料で,石室のレプリカや,埴輪,石器,鉄剣などの展示物を見ることができる.さすがに石室の展示はレプリカだが,展示物のほとんどが本物(模造品ではない)なのに驚かされる.最近の博物館は,へたをすると展示のほとんどが模造品だったりする.虎塚古墳もヒグラシの鳴く静かな林としてほとんど手を加えない状態で保存されている.心が落ち着き,時間の流れを一瞬忘れてしまう.家族サービスや釣りの帰りにもお勧めのスポットである.

8月5日,午前6:00-9:00,晴れ,久慈漁港,キス1
いよいよ本格的な夏である.困るのは,多くの釣り場で臨時駐車場が出現することである.この時期釣り場選びに苦労する.久しぶりにアオイソメを買って,久慈漁港に出かけた.キス,メゴチ,木っ端カレイなど天ぷらネタが釣れればいい.水面は色々な魚でにぎわっていた.サヨリが群れている.(サヨリの仕掛けも用意しておけば良かった)さらにボラや小アジらしい群れもやってくる.時々サヨリの群れにちょっかいを出す15cmほどの魚はワカシのようだ.さっそくスキップバニーやメタルジグを投げるが,ヒットしなかった.しかしメタルジグを2匹ほどの茶色い魚が追ってきた.紛れもなくカンパチである.そんなこんなで色々な魚を目撃できたのは良かったが,釣果の方はやっとキスが1つ釣れただけ.あとはフグだ.キスは,可哀想だけれど,冷凍庫行きとなった.さすがに1匹だけで調理するのは面倒である.

7月29日,午前6:00-12:30,曇りのち雨,日立沖,黒メバル3,ベラ1
先週船に乗っているので今週はおとなしく堤防でも,と思っていたが,日曜の予報を見ると曇り時々雨で海上は凪.真夏の船釣りには好条件なので急遽予約を入れる.
狙いは,浅場五目.船はまず東海沖の沖堤防の外側に泊まった.2投目で良型の黒メバルがヒット.餌はイワシ.船長曰く「ここは好ポイントだけれども波が高いと入れない場所だ.」周囲でもメバル,ソイ,サビキ釣りでアジなどを釣っている.このポイントで8時40分まで釣りをする.一回の流しがこれだけ長いのは初めてだが,じっくり釣りができて良かった.結局このポイントで黒メバル3匹を上げた.その後沖に出たがベラが釣れただけ.イワシだけでなくワカサギやサンマ切り身なども試したのだがこれらの効果は確認できなかった.12時頃に船長が「サビキ釣りでアジを狙いましょう」との指示.波風もだんだん強くなってきた.一度だけアジが食ったようなのだがばらしてしまった.
結局ソイ類は,私のところにはやってこなかった.でも食味としては最高の黒メバルを3つ上げたので良しとしよう.

7月21日,午前5:00-12:00,曇りのち雨,日立沖,沖メバル4,サバ3
沖メバル(ウスメバル)は,25cm程度で千円弱で店に並んでいるのを時々見かける.煮ても焼いても,刺身でも美味である.イカ釣りも興味はあるのだが,プリン体厳禁の体なので,ちょっと遠慮している.
今回は仕掛けを自作してみた.中通しビーズを使い,50cm間隔の5本針とした.最初の流しで,仕掛けの投げ方を間違えて,自分でお祭りした.お祭りを解いたら,最初の流しが終了した.この日は,前半の三時間,辛抱の釣りが続く.周囲でも音沙汰なし.船長の「いねえな」のつぶやきが聞こえる.9時を回ってやっとメバルがやってきた.しかし群れが小さいのか,竿が鈴なりにならない.そしてサバがやってきた.お祭りが連発する.メバルがかかっていても,サバが付いて走り回ると,メバルが外れてしまう.釣果的にはちょっと物足りないが,自作の仕掛けが最後まで機能したし,沖メバルやサバをお土産でもらったし良しとしよう.
サバは,玉ねぎ,にんにく,しょうが,カレー粉,塩コショウでミンチにして油で揚げた.またしめ鯖を作った.いずれも美味であった.メバルも良いけど,サバもいいなと思った.

7月14日,午前6:00-10:30,曇りのち雨,日立港,甲イカ1
土曜日朝,台風が近づいているがまだ雨は降っていない.イカを求めて日立港に行く.さすがに釣り人は少ない.イカの人気ポイントに余裕で竿を出せた.早朝はイカがポツポツ上がったようだが,私が釣り初めてからは,周囲も含めてイカの反応がない.なぜか餌が減って,小さいHガニが2つあがる.どうもウキ下が長すぎたようだ.苦節3時間,これであきらめて帰ろうと思って投げた竿にイカがダブルでヒット.しかし,タモ入れで1つしか入れられなかった.直後に隣りでも釣れたので,群が回ってきたのだろう.もう少し粘るがすぐに反応が消えた.シーズン終盤で群が小さいようだ.
イカはバター炒めで食べた.皮を取らずぶつ切りにし,バター,塩胡椒,コンソメ,醤油少々で炒めた.甲イカは,コリコリした食感がたまらない.ちなみにシリヤケの名の由来の茶色い部分は,ちょっと苦いので取った方が良い.たぶんイカは今年はこれでおしまいだろう.次にイカが釣れるのはいつになることやら.でも温暖化や海水温上昇などの影響で,これから毎年釣れるようになるのかもしれない.そうなれば,嬉しいけれどちょっと怖い.

7月8日,午後4:30-7:30,晴れ,日立港,甲イカ3
狙いはイカ.出遅れたので,イカのポイントからかなり離れたところに竿を出す.タナは3~4m.常連さんに言わせると,海底よりちょっと上に仕掛けが来ると良いとのこと.餌はイワシ.そのままだと尾が仕掛けの針と重なってしまうので,イワシの尾を少し切って仕掛けに付けた.入れなかったイカポイントでコンスタントにイカが上るのが視界に入る.自分の周辺は何の反応もない.このようなストレスが溜まる状態が1時間以上続いた.そしてとうとうお隣にイカが乗った.私のタモを出した.タモに入れる寸前にイカがバレた.非常に申し訳ない気持ちになる.そしてその後,仕掛けを投げなおそうと,リールを巻くと重い.イカだ!慎重にタモ入れして今季初のイカをゲット.でも小さいのでもう少し大きいのが釣りたい.その後中型のイカを追加する.そしてイカポイントに空席ができたので移動する.しばらくして3つ目のイカが乗った.イカの姿が見えて「小型だな」と思った瞬間,「タモ入れせず抜き上げよう」と判断した.釣りはある意味冒険である.100%確実に獲物をゲットするよりは,リスキーでスリリングな状態でゲットする方が何倍も楽しい.一瞬だったのでそんなことまでは考えなかったがとにかく抜き上げた.イカが「ブヒ」だか「ブシュ」と言って,バレて,海に戻っていった.後悔先に立たず.失われた獲物を取り戻すべく釣りを続けた.そして何とか,もう一つ追加できて終了.イカが3杯で,バラシ1と個人的にはまあまあの釣果だった.
夜はイカ天を作った.美味だった.ついでにトウモロコシの若い実(ヤングコーン)があったので,一緒に天婦羅にした.塩で頂くと,結構美味であった.家庭菜園などでトウモロコシを育てている皆様,お試しください.

7月1日
今週末の釣行はありません.
今年も甲イカが良いようですね.昨年イカが釣れたので,「数年は釣れないだろう」と思っていたのですが.7月半ばまではチャンスがあると思うので,できれば1匹でもいいから確保したいです.ところでイカ天ぷらは,イカの皮をつけたまま揚げると爆発するので気をつけましょう.でも皮が付いている方が,美味なので,何とか皮をつけたまま爆発せずに揚げる方法を工夫したいなんて考えています.

6月23日,午前5:00-12:00,晴れ,日立沖,沖メバル11,ドンコ1,スルメイカ1
前回船で最初のボーズとなった.早速ムラソイ狙いでリベンジと思ったが,方針を変えて沖メバルを狙った.
理由その1:ボーズの確率が低くそれなりの釣果が期待できる.
理由その2:浅場の釣りは波に弱いので,酔い易い.
理由その3:船の楽しみ=引きの強さ×巻き上げる時間.だとすると水深数mの浅場の釣りよりは,水深50m以上の釣りの方が,ワクワク感が長く楽しめる.
理由はともかく船に乗った.ちなみに私の道具は,7千円ほどの竿と4千円ほどの3号PEライン付き中軸リールという最安価の組み合わせである.道具にかける金があったら1回でも多く船に乗ろうというのが今年の方針なので仕方がない.開始早々本命の沖メバルが2匹あがった.まずはほっとする.しかし,船長の「(魚群探知機に)反応がきてるよ!」の掛け声がたびたびかかるのだが,魚が乗ってこない.先ほど釣り上げた沖メバルを見ると,口からオキアミを吐き出していた.船長曰く,「水中で沖メバルがオキアミを腹一杯食べて,食ってこないのではないか」とのこと.前日は沖メバルが30-40あがったそうだ.そのような食いの悪さではあるが,沖メバルがポツリポツリと釣れた.型は20-28cm程度でまずまずだろう.他に,ドンコと自身初のスルメイカ(小さい)をゲット.個人的には満足のいく釣りができた.隣では48cmのアイナメを釣り上げていた.帰りに,アイナメを釣ったおじさんに「いい型のアイナメでしたね」と声をかけると「もって行くか?」予期せぬ大物ゲットとなった.刺身やイカ天,アラ汁など海の幸を満喫できた.

6月17日,午前6:00-13:00,晴れ,日立沖,ボーズ
とうとうやってしまった.船で最初のボーズである.船釣り師匠のHと,ムラソイ狙いで船に乗った.船のルートは港から浅場沿いに川尻周辺まで北上し,深めの場所を通って帰還したようだ.時間が刻々と過ぎていった.
7時:まだまだこれから.
8時:もうそろそろ何か釣れるかな?
9時:半分経過だ.気合を入れなくては.
10時:もしかすると.11時:かなりやばいかも.
12時:今日はダメだ.でも最後の最後まで全力を尽くそう.
友人Hは,ムラソイ2匹とドンコ1匹を確保した.さすがである.船内では,カサゴ,ヒラメ,クロメバルなどの外道を含めて,平均が2匹,数名がボーズといった感じだったようだ.帰りに別な釣り客から釣果のムラソイを頂いた.夜にさばく時も生きていた.コリコリとして美味であった.

6月9日,午前5:30-8:00,晴れ,河原子,イシモチ1
土曜の朝はまだ天気が良かった.しかしいつ雨になるかわからない.降水確率が高い場合,車と釣り場との距離が近い方が良い.ということで河原子でイシモチを狙うことにした.かかってくるのは海藻+ゴミばかり.と思ったら,海藻と一緒にイシモチも付いていた.しかし本日のイシモチはこの1匹のみ.イシモチは,定番の塩焼きにして美味しく頂いた.釣果を食べる場合,山のように釣れるよりも,たった1匹の方が,海の恵みに感謝しつつ,魚の味もよく味わえるので良いかもしれない.
前回大洗で水温がずいぶん低く感じたので,海水温のデータを調べてみた.今はインターネットで衛星から測定した海水温のデータが調べられる.便利な時代になったものだ.常磐沖では5月になって寒流の影響が強くなって,水温が低下している.昨年はイカが楽しめたが,今年の水温の状況では厳しいかもしれない.青物類も今年は厳しいかもしれない.
間違ってフラッシュメモリを洗濯+乾燥機にかけてしまった.熱々のメモリを握って「データが消えた」と思った.しかしちゃんと動いてくれた.良い子の皆さんはマネをしないように.

6月3日,午前6:00-11:00,晴れ,大洗,メゴチ1
「しっかりした準備をしなければ,満足いく釣果は得られない!」 なんてことを考えて,気分を変えて大洗に出かけてみた.数年ぶりにタモも持った.カレイ,キス,コチ,ヒラメなどを想定して,色々な仕掛けを出した.しかし...釣果はメゴチのみ.水温が思ったより低く活性が悪いのか?腕が悪いのに気合を入れても空回りするだけか.トリ貝を狙っている人がわずかにいたが,一人二三個程度だろうか.それでもメゴチ1よりはましだろう.

5月27日,午前6:00-12:00,晴れ,日立沖,マコガレイ4(~32cm)
そろそろカレイ船も終わりなので,もう一度カレイを釣ってみたい.前回船ではマコは1匹だけだった.私の船釣りは,いつも外道が主役である.ということで目標としては,本命マコを5枚程度は釣りたいものだ.しかし私には釣りの前に船酔いという壁がある.前日は波浪警報が出ていた.予約キャンセルも考えたのだが,船に乗ることにした.海上は想像に反して凪であった.開始早々魚信がありマコがあがった.「このペースで行くとつぬけもあるか.」と思ったが後が続かない.結局30cm前後のマコが4枚と,船中の平均以下だったようだ.でも煮付け,唐揚,骨せんべい,刺身とカレイ尽くしを楽しめたので満足である.

5月19日,曇り時々雨,日立港->河原子,アイナメ1,イシモチ2
(朝の部)イシモチが釣りたい.10や20なんていらないから,とりあえずグリルに並ぶだけのイシモチと,刺身が取れるちょっと型の良いイシモチが釣れれば満足である.曇っているしイシモチ日和の予感があった.まずは久慈川河口に行ってみた.この時期久慈川河口は,竿が林立し,大変混雑している場合が多い.朝5時過ぎと早いこともあって,2本ほど竿を出せる場所を確保できた.水は濁っていて,イシモチ爆釣でもおかしくない.しかし,小刻みな魚信で,餌だけが消えていく.時々,あの毒をもった憎たらしいやつらが付いてくる.周りを見渡してもイシモチの上陸は目撃できなかった.暗いうちに1匹だけ釣れたというお隣さんに,イシモチを頂いた.すべての餌がフグに食べつくされてしまうよりはと,河原子(海岸)に移動した.河原子では,二三度竿を出したことがあるが,まだイシモチを釣っていない.思ったより釣り人は少なく好きな場所に竿を出せた.しばらくすると,不明確な魚信があり,「フグかな?」と思いつつ巻き上げると,想像以上に重い.あがったのは何と32cmのアイナメだった.本命ではないが,陸からの30cmオーバーのアイナメは久しぶりなのでとても嬉しい.結局イシモチは釣れず朝の部は終了した.
(夕の部)餌もたくさん残っているし,何とか河原子でイシモチを釣りたい.しかしイシモチの反応はなく,冷たい風と時折小雨がちらつく中時間だけが過ぎていく.最後には体がブルブル震える状態の中竿を握っていた.5時過ぎにやっと魚信があり,イシモチがやってきた.さらにもう1匹追加して終了した.使用した仕掛けは,カメ型オモリに2本針のよくある市販の仕掛けで,餌はアオイソメ.2匹とも,先ではなく手前側の針に喰ってきた.

5月13日,午後2:30-5:30,曇り,会瀬,イシモチ2
この日はあまり時間がなかった.先週に引き続きイシモチを狙おうと考えたがアオイソメが無い.ちなみに日立周辺で釣り餌が手に入るのは,久慈周辺,水木(上州屋),間が抜けて日立北のフィッシャーマンとなっている.以下3つの案が頭に浮かんだ.
(1)久慈河口でお祭り覚悟で竿を出す.(2)水木に餌を買いに行き会瀬で釣る.(3)スーパーでサンマを買って会瀬で釣る.
時間がなかったこともあって結局安易な(3)の案を選んだ.冷凍サンマ50円なり.たまにはボーズ覚悟の実験も必要だ.会瀬にも釣り人は集まっているが,釣果は...厳しい.周囲でもなかなか釣れるのを目撃できない.時間だけが過ぎていった.会瀬で釣っている人たちは,数や型にこだわらず釣りという時間をのんびりと楽しんでいるような気がしている.開始後2時間,周囲でポツリポツリと釣れだす.でも私の竿は,トビムシのような小さな甲殻類に餌だけ食べられるだけだ.「やっぱりサンマじゃだめか?」あきらめかけた頃,ガツンと魚信がある.24cmのイシモチだ.そして片付け始めた頃にもう1匹追加した.手軽なサンマでも釣れたのが嬉しい.サンマ1匹が,イシモチ2匹に姿を変えたということか.

5月5日,午前6:00-10:00,晴れ,会瀬,イシモチ4
大洗でもう一度トリガイにチャレンジしようとも思ったが,GWは遠出をせずに近場で済ませるのが無難なようだ.最初は会瀬で稚アユを考えていたのだが,稚アユポイントに入れなかった.仕方なくイシモチに狙いを切り替えた.幸い前回カレイ釣りで残ったイソメがある.しかしイシモチポイントも多くの竿が林立している.密集を避けて場所にひっそりと竿を出す.待つこと10分,あの弦をはじくような明確な魚信がある.今年初のイシモチだ.一つ釣ると精神的に余裕ができる.のんびりと竿を出していたら結局4つ釣れた.会瀬としては良い方だろう.イシモチは,比較的釣れる確率が高く,味も良く,サイズ的にもまあまあと,釣り対象としては(個人的な)総合評価が高い魚である.今年もまたイシモチとめぐり合えた.自然の恵みに感謝.
(貝のメモ)
トリガイ採集のあと,実は鳥貝が高級食材であることを知った.しかし寿司ネタでも,鳥貝というのは地味な存在である.存在感,インパクトが少ない.しかし生きた鳥貝は1個200円程度するようだ.
ついでに久慈河口で有名なヒラガイについても調べてみた.私も知らなかったけれど,実はヒラガイは,正式名称ではない.コタマガイが正式名称のようだ.ちなみに平貝(タイラガイ)というのは別にいて,タイラギとも呼ばれ,勾玉状の貝柱を持った高級食材である.

4月29日,午前6:00-13:00,晴れ,日立沖,マコガレイ1(27cm),ナメタガレイ1(35cm),ソイ1(35cm),アイナメ2(37cm,40cm)
前回船に乗って悲惨な目にあった.「もう二度と乗るまい」と思ったのだが,釣りバカは懲りないものらしい.波浪予測を見ると茨城周辺の海は非常に穏やかになりそうだ.船酔い対策も,前の晩にカプセル酔い止めを飲み,乗船前に液状を飲んでと,万全の対策をとった.さて選んだ釣り物だが,初めてカレイ五目を選んだ.今までは「カレイなんて堤防からも釣れるよね.」と思っていたし,30cmオーバーのカレイも3回くらい釣ったことがある.しかしよく考えると,カレイを狙って,まともな型のカレイが釣れたことはない.私がまともに良型カレイを釣ろうとすれば,沖提に3回くらい通い詰める必要がありそうだ.それならば,船で一度カレイ釣りをやってみる価値はありそうだ.そんなこんなで,ベタ凪に近い状態の海を船は漁場へ進んだ.最初にあがったのは良型のナメタである.私は当然ナメタは釣ったことがないので大喜びだ.しばらくしてマコとアイナメが一荷であがった.他にもソイやネコザメなどが釣れた.一度も気分が悪くならなかったし,大型の魚が種類が多く個人的には大満足の結果となった.しかしコンスタントにマコを連発する人も多いのに,外道パラダイスで本命1匹というのはやはり釣り方に問題があるのかもしれない.

4月22日,午前6:30-9:00,曇り,大洗,トリ貝9
大洗方面でトリ貝が大量発生しているらしい.トリ貝はまだ未体験なので,トライする価値はある.「とりあえず試食できる数(数個)取れれば良い.」貝の仕掛けは3個用意した.まさかあっという間に仕掛けを全てロストしてしまうとは予想できなかった.大洗は久しぶりで,トリ貝ポイントもよく分からない.しかし人が集まっているのでポイントはすぐに分かった.第一投で「根掛かり」と思ったら,他人がロストした仕掛けが掛かってきた.「仕掛けがこれで4個になった」,と思ったのもつかの間,次から次へと仕掛けを根掛かりでロストしていった.常連さんポイントからはずれると,根だらけという状況を理解したときには,貝の仕掛けはゼロ,トリ貝もゼロという状態になっていた.風が強く遠投できないのも根掛かりの原因であった.しかしさすがにトリ貝ゼロで帰るのは悔しい.何とか手持ちの道具で貝を取れないものか?ジェット天秤の頭(道糸で結んだ部分)に,道糸と結びつける形でカットウ針を付け,ジェット天秤の先にもカットウ針を付けて投げてみた.これだと遠投が効くし,根掛かりの確率が下がる.(当然貝をヒットする確率も下がるわけだが仕方がない.)このジェットカットウ仕掛けでトリ貝を9個ゲットできた.おまけにミニマゴチも2匹掛かった.その後風が強く撤収した.ノビタさんもやって来たのだが,風が強くてすぐに撤収してしまった.トリ貝は,酒蒸しにした.簡単だし,貝の味も味わえると思ったからである.トリ貝は,寿司ネタとして,普通は足の部分しか食べていないわけだが,旨みがあって,ワタもクリーミーで,想像以上に美味であった.
(図は私のオリジナルかどうかは不明だが,ジェットカットウ仕掛け)
















4月15日,午前3:30-4:30,晴れ,会瀬,稚アユ50(子サバ,マス子),タナゴ1
この時期,至る所に春を感じられる.何気ない公園の桜が鮮やかだったり,車に舞い降りた桜の花が美しかったりする.先週の撃沈の後遺症が残っている.傷を癒すにはホームグラウンドしかない.稚アユ仕掛け1本で出かけた.しかし,海は波が高く,風が強い.それでもパニック2連を水中に落とすと,あの魚信.引き上げると良型の...マス子だった.今回はマス子の割合が多かった.また子サバも1匹釣れた.サバが来ると,海が夏の海に向かっていると感じられる.そして,稚アユ仕掛けに通常の100倍?の魚信がある.引き上げると,20cmほどのタナゴだった.これからはタナゴ釣りもいいかもしれない.子サバとマス子は,市販の唐揚粉と天婦羅粉をミックスして揚げた.稚アユは,天婦羅粉にスパイシーソルトを混ぜて揚げた.

4月7日,午前6:00-13:00,晴れ,日立沖,ハナダイ5,マダイ1,アイナメ1
(お食事中の方は,閲覧をご遠慮ください)
今回の釣りは,私にとって最悪のものだった.前回の船酔いの記憶も薄れ,常磐沖の海の状況も波1.5mと良い状態だった.「今度は船に乗っても大丈夫だろう.」カレイにするかハナダイにするか迷ったが,本命ボーズの可能性が低いハナダイを選んだ.当然前の晩には,仕掛けの準備をする.これがいけなかった.明日の釣りを考えると,妄想が暴走し,興奮して眠れなくなった.布団の中でじっとしていたのだがほとんど眠れず翌朝を迎えた.船が漁場に向かう.前回の釣りに比べれば,ほとんど凪と呼んで良い.しかし私の体は,前回の船酔いで,船に反応しやすい体になってしまったようだ.それに睡眠不足もあって,最初の流しでは相当危ない状態になっていた.しばらくして最初のハナダイをあげた.小さいやつだ.しかし私はもう限界だった.周囲の目をはばからず,その場で横になった.悲しい惨めな気持ちだった.周りは楽しく釣りを楽しんでいる.私はお金を払っていったい何をしているのだろう.10時頃までほとんど横になっていた.今回も海に向かって吐いた.胃液も全部出た.私の口と海面を結ぶ一筋の糸が,うつろに風に揺られている.また小学校の時の修学旅行を思い出した.しかし今回は,寝ても,吐いても体調が回復しなかった.しかし時々執念で竿を出した.息も絶え絶えで餌を付け,仕掛けを投入する.海を見ていると気持ちが悪いので,目をつぶって突っ伏してる.竿を持つ手だけに神経を集中した.錘が底に付くと,突っ伏した状態で糸ふけをとった.魚信があると顔を上げてリールを巻いた.一度だけ大きな魚信があった.良型のアイナメだった.竿をちょっと出したらまた休憩に入る.この繰り返しだった.実際に釣っていた時間は,他の人の3分の1程度だろうか.そして帰りに,私の予備の竿が真っ二つに折れているのに気が付いた.(船用には,短めの柔らかい竿と長めの硬い竿の2本しかもっていない.)私の後ろに立てかけて置いたのだが,気持ち悪くてのたうち回っているときに,押しつぶしてしまったようだ.次に船に乗るか分からない.やはり,自分の名前通り”みなと”は,港から出ては行けないのだろうか.

4月1日,午後3:00-5:30,曇り,日立港新堤防,稚アユ10,アイナメ(小)1
久しぶりにアオイソメを購入した.新堤防で稚アユを狙いながら,間違ってカレイも釣れるかもしれない.そんな安易な,一石二鳥作戦だった.しかし世の中そんなに甘くない.午前中は稚アユが大漁だったそうだが,午後は祭りの後の静けさである.稚アユが忘れた頃にポツリ...ポツリ.その後アオイソメの竿に魚信があった.大物かと思ったらチビアイナメだった.帰りに久慈河口でかもさんが,平貝をとっていた.結構良型である.そういえば一式だけ貝の仕掛けが,マイリュックに入っていたはずである.(マイリュックにはほとんどの釣りに対応できるものが雑多に詰められている.)さっそく私も挑戦する.数投目,ガツンと反応があり「もしや」と期待させたが,仕掛けは全く動かなくなった.根掛りである.かもさんに寂しく別れを告げ帰宅する.

3月24日,午前6:00-8:30,曇り,日立港第5埠頭,稚アユ50
今日も稚アユである.始めは全く反応がなかった.仕掛けをヘチ際に変えたところ,稚アユが掛かりだした.多くても一荷で3匹が最高なので,群れが小さいようだ.久慈漁港も偵察したが,こちらは第5埠頭に比べ型が小さい.その代わり数は釣れるような気がする.稚アユは天婦羅粉とスパイシーソルト(塩とスパイスが混じったもの)で揚げた.美味である.
春休みに入り,家族サービスでいわきの水族館に行った.帰りに市場へ寄ると,エイひれの干物を売っていた.おつまみ用の乾き物ではなく,半生の干物である.肉厚の身とプルプル,コリコリの食感が呼んでいるような気がして思わず買ってしまった.味は...少しくせがあり,すごく美味というわけではないが,それなりに食べられる.そのまま焼くより,濃い目の味付けで唐揚にしたものが美味であった.変ったもの好きの方にはお勧めである.

3月21日,午前6:00-9:00,晴れ,日立港第5埠頭,稚アユ20
今年は稚アユの成長も早いようなので,急がないと稚アユがいなくなってしまう.とりあえず第5埠頭に行った.しかし7時まで何の反応もない.7時過ぎに最初の1匹をばらしてしまい,その後もしばらく反応がない.7時半ころから,ポツリ,ポツリと釣れだした.稚アユ釣りでは,キラキラの集魚板を付ける人もいるし,付けない人もいる.私の場合,シーズン初めで稚アユが小さい場合,集魚板を逆に警戒するのではないかと考えて付けていない.ある程度稚アユの型が大きくなった段階で,集魚板を付けている.今回は,初めは集魚板を付けなかったのだが,稚アユは平均10cmほどで,もう川に上がってよさそうな型である.そこで集魚板を付けたが,魚の反応は良くなったようだ.私の場合,集魚板といっても,自作の銀紙である.毎朝食べているケロッグオールブラン(私はこれで10kgやせました),の銀色の内袋を長方形に切り取ったものを,セロテープで稚アユ仕掛けに取り付けている.結局釣果は,稚アユが20ほど.晩酌1回分としてちょうど良いくらいの量だ.
ところで,前回の船酔いの後遺症がまだ続いている.まず液状酔い止め薬の味(香り)と船酔いがリンクしてしまって,酔い止め薬の味を思い出しただけで気持ちが悪くなる.ということであの飲み薬は当分使えない.船に乗るのは嫌なのだが,海中から30cmオーバーの魚たちを引きずり出してくるあの感覚は忘れられない.困ったものだ.

3月17日,午前6:00-12:30,曇り,日立沖,アイナメ32cm,ソイ30cm
(お食事中の方は,閲覧をご遠慮ください)
久しぶりの船である.今回はソイ狙いだ.餌は,イワシとイカである.しかし...船が港を出ると,波,うねりが予想以上に高い.何とか釣り場まで着いて,最初の流しまでは持ちこたえた.しかし海からの反応はない.そのうち胸にぐっとこみ上げてくるものがあった.やばい,と思う間もなく,海に向かって吐いた.(茨城の海はコマセ禁止だよ!)そして第二波は,ビニール袋の中に.周りに迷惑をかけないよう,船の片隅で小さく横になった.「調子に乗っていたのかもしれません.もうしません.勘弁してください.」誰にとはなく,心の中で,懺悔だか後悔だかわからない状態でいた.そのまま眠りについて,目が覚めたのが10時.何とか体が動かせるので,竿を出した.すると再開後の竿に,魚信があった.あがったのは本命のソイだった.しかし,活性が悪いのか後が続かない.その後アイナメを追加して,納竿となった.船の中では「もう二度と船には乗らない」と思ったのだが,さてどうなることやら.
魚は,刺身と煮付けになった.また,アイナメとソイの皮を,醤油,にんにく,小麦粉でせんべい風に唐揚げにしたら大変美味であった.ぱりっとなるよう,じっくり揚げるのがこつである.

3月10,11日
今週末の釣行はありません.
家族にインフルエンザが出たり,天候も悪かったりで釣りはできなかった.年の初めには,「月2回のペースで船に乗ってみたい」と思っていたが,なかなか思った通りにはいかないものだ.今年の茨城沖は,タイブームに沸いたが,時化とともに終わってしまったようだ.それに来週になれば,本格的に稚アユも釣れだすだろう.小気味良い魚信と,ビールに最適の味.こちらも待ち遠しい.

3月4日,高萩の管理釣り場,ニジマス4,ブラウントラウト1
海の状態がずっと悪いままだ.今回は海をあきらめ,初めて管理釣り場に行ってみた.ここは一つだけ餌釣りの池があり,それ以外は全てルアー用の池である.まずは入門ということで,餌釣りを体験した.魚は見えるのだがなかなか針掛りしない.1時間半で30cm弱のニジマスとブラウントラウトが釣れた.やはり30cm近い魚とのやり取りは,堤防でも,船でも,池でも楽しいものだ.あとで聞いたのだが,現在餌釣りの池に入っている魚は昨年のもので,型が大きいがすれているとのこと.ルアー釣り場は,結構人が入っていた.そこそこ釣れていたようなので,またそのうち海が荒れたようなときに行ってみたい.
ノビタさんの「明日に賭ける釣り」をさっそく読んだ.ノビタさんの釣りには,ドラマがある.それに同じ時代に,同じように釣りをしている人の話なので,引き込まれるように一気に読んでしまった.ノビタさんの釣りがうらやましいと思った.しかし考え直して「釣りのスタイルは十人十色でいいじゃないか」と思った.インドには家庭の数だけカレーの種類があるという.釣りのスタイルも様々で,私がノビタさんになれるわけではない.貧果でも,ボーズでも,ぱっとしなくても,自分が満足できればそれでいい.「明日に賭ける釣り」は日立フイッシングセンターサウス店にて先行発売しているので,茨城周辺で釣りをする皆さんにも是非お勧めしたい.値段もアオイソメ2個分程度とお安くなっています.

2月24,25日
今週末の釣行はありません.
稚アユ調査ぐらいならできたかもしれないが,この風と気温では,さすがに釣り馬鹿といえど釣行できなかった.そういえば今年は,手がかじかんで指先の感覚が麻痺した状態で釣りをしたことが無い.記憶では3月ころ,第5埠頭で朝6時ころに稚アユを釣っていると,特に寒かった気がする.茂宮川沿いを寒気が流れているような感じがする.寒い中釣りをするのは辛いのだけれども,もうすぐやってくる春の訪れを感じながら,稚アユを釣るのは良いものだ.
肉じゃがを作った.肉じゃがは,色々バリエーションがある,牛or豚,芋硬めorやわらかめ,汁多めor少な目など.私の場合,豚を使い,芋やわらかめで汁はほとんど無いのが好みである.肉じゃがの主流は牛なのだけれど,個人的には豚肉のうまみがジャガイモにしみこんだのも良いと思う.ポイントは,食べる数時間前に作って,ゆっくり味を芋にしみこませることだ.

2月17日,午後5:00-7:00,曇り,会瀬港,ボーズ(ウニ)
前回会瀬でドンコを釣ったとき「会瀬のドンコ釣りがわかった!」と思った.本当に会瀬のドンコ釣りがわかったかどうか確かめるために,再度会瀬へ出かけた.ヘチに,サンマ餌の竿を5本出す.確実にドンコと思える反応はあるのだが,針がかりしなかった.ドンコといえど奥が深い.最後に小さいムラサキウニがかかった.リリースする.
ところで会瀬の船道でトゲクリガニが釣れていた.最近日立港でも釣れているようである.カニの生態系も徐々に変化しているのだろうか?今まで釣れなかったものが釣れるのは大歓迎だが,今まで釣れていたものが釣れなくなるのは大問題である.

2月12日,午後5:00-8:00,晴れ,会瀬港,ドンコ4
2月半ばになって堤防で持ち帰りがないというのは,かつて無かったことだ.でも彼なら裏切らないはずだ.ということで,サンマでドンコを狙う.ドンコは日没前後から1時間ほどが勝負だ.まあまあの型のドンコが4匹釣れた.暗くなると,へち際に寄ってくるらしい.ドンコを狙う人は,あまりいないが,釣って楽しいし,美味しいし,私は良いと思う.

2月10日,午前6:00-13:00,晴れ,日立沖,マダイ3(最高23cm),ハナダイ2,ウスメバル2,ベラ1
マダイはヒラメと並んで魚のトップに君臨していると言っても良いだろう.日立沖でもマダイ,ハナダイが好調らしい.しかし人は同じことを考えるようで,船は満員状態である.餌は生きエビ(赤エビ?)である.釣り始めて30分ほどして,23cmほどのマダイ2匹が一荷でかかった.「今日はクーラー満杯か?」と思ったのだが後が続かなかった.結果としては,全体的にも不調で,私はたぶん平均以下,のようだった.いくつか言い訳はある.人が多くお祭りが続発した.海は穏かだったのだが,船のゆったりとしたゆれが体に来て,気分が悪くなった.メバルの背びれに深く刺されて,流血し,しばらく指がしびれていた.また私の竿は安いので,硬くて重く,しゃくりながら誘い,あわせて釣るのには向いていないようだ.最後のころには筋肉痛で肩が張ってしまった.でも,マダイも釣れたし良しとしよう.さすがにマダイの刺身は上品で美味であった.小ベラは丸のまま唐揚げにしたがこれも美味であった.しかし,ベラを揚げているときに,油が顔にはねてやけどをしてしまった.この日は私にとって厄日だったのかもしれない.

2月3日,午前6:00-9:30,晴れ,会瀬港,ボーズ
今年はまだ堤防で持ち帰りがない.船代を捻出するための節約ということもあって,餌は,冷凍庫にあった秋刀魚切り身など.場所はいつもの会瀬.しかし,3時間ほど粘って,魚の反応は全くなし.あがったのはヒトデのみ.「堤防を甘く見るな」ということだろうか.
船道側に移動すると,常連のおじさんがやってきて,あっという間に竿を6つほどだした.するとそのうち一つがガクンと動く.強い魚信で,竿が海に引き込まれそうにある.しかしおじさんは気が付かない.私がおじさんに知らせると,おじさんがリールを巻き上げて,現れたのは30cmオーバーのカレイだ.抜き上げるのはちょっと危うい.おじさんのタモはまだ組み立てられていない.私が呼ばれた.「ちょっと竿を持っていてくれ.巻いちゃだめだよ」私が,カレイの世話をしている間に,おじさんは急いでタモを組み立てた.無事カレイが回収された.水深は2mほど,4m程度のチョイ投げであった.こんなところにも大物のカレイがいるものだと驚いた.堤防を甘く見る人間と,堤防に真剣に向かい合う人との差だろうか.でも,自分で釣ったわけではないが,30cmオーバーのカレイとのやりとりを楽しめたので良しとしよう.
ところで先週の釣果アイナメは刺身を2日寝かせて食べた.今まで自分の釣果を刺身にする場合は,当たるのが怖く,必ず当日に食べていた.寝かせた刺身は柔らかくとても美味であった.またベラ(ササノハベラ)は,後日塩焼きにしたが,とても美味であった.ササノハベラは,最近になって2種に分けられることが分かったそうである.船ではベラを捨てる人もあるようだが,もったいないことだ.鱗だけ取ってそのまま冷凍しておけばよいので,世話いらずである.またオキメバルには卵が入っていた.煮付けにしたが,卵も美味だった.


























































1月27日,午前6:00-12:30,晴れ,日立沖,アイナメ37cm,ソイ27cm,ウスメバル(赤メバル)7,ベラ3,チビハナダイ1
ゲーム脳という言葉があるが,私の頭の中は「船脳」かもしれない.今まで10年以上釣りをしてきて,最近は惰性で釣りをしているような感じもあった.船に乗って新しい世界を知ってしまった.堤防釣りの場合,能力,気合,集中力などの差が釣果に現れる.特に冬の時期は,釣果の差は歴然である.これに対して船の場合,ばくち的なヒラメは別として,熟練者と初心者でも釣果の差は数倍程度だろうか.前置きが長くなったが,今回のターゲットは,メバルである.餌として冷凍のエビとサンマを渡された.まずは,エビを付けてみる.船宿特選仕掛けでは,針が3つしかなかったので,一番下にもう一つ発光ビーズ付きの針を付けて4連とした仕掛けを投入した.最初に来たのはアイナメである.まずはボーズがなくなったのでほっとする.周囲でも徐々にメバルがかかり始める.さすがにメバル釣りに行ってメバルボーズでは恥ずかしいので私もあせり始める.そして私にもやっとメバルがきた.しかしメバルフィーバーは長くは続かなかった.良型のソイ,ベラ,ハナダイを追加して終了.メバルの型は17-27cm程度である.一番下の発光ビーズ付きの針に,アイナメ(エビ餌)とソイ(サンマ餌)がきた.
20cmのメバルが千円ほどで売られている.アイナメも千円くらいにはなるだろうか.とりあえず家族には,「船代で○円かかっても,○円くらいの新鮮な魚がとれるわけだし,堤防釣りとそれほど差はない」と言っている.ちなみに,ソイ,メバル,アイナメの刺身を食べ比べたらアイナメが一番美味であった.(珍しく写真を載せてみました)

1月20,21日
今週の釣行はありません.
船に乗ることで,自分の頭の中は一杯の状態だ.通常ならこの時期,アイナメ1とかドンコ2とかの寂しい釣果で,如何に冬を乗り切るかしか考えていなかった.前回船に乗って,数十メートル先からの,40cmクラスの魚の手応えが忘れられない.ヒラメ船は高いので,頻繁には乗れないが,もっと船を体験してみたいという思いで一杯である.
話は変って,納豆ダイエットがやらせだったことが判ったとたん,スーパーには納豆が山積みになっている.納豆が体に良いのは当然だが,納豆を朝晩食べるだけでダイエットできるなんていうのは,よく考えればおかしいと思う.私なんかは,これから納豆がしばらく安く出回るはずなので,そういうときに納豆を沢山食べておきたいと思う.

1月13日,午前6:00-13:00,晴れ,日立沖,ホウボウ47cm,アイナメ39cm,メバル25cm,ドンコ
船釣りの師匠Hとヒラメ船に乗ることになった.三度目の船釣りでいきなりヒラメというのは,無謀かもしれないが,「外道狙いで,とにかく楽しめればよい」という気持ちであった.飯岡か日立のどちらかということになったが,船宿の選択は,Hに任せた.前日「リュウショウマルがとれたから,5時までに現地に集合」という連絡を受けた.「日立だったら近くていいや」と思い,朝フィッシングセンターに行くと,「Hという予約は入っていない」とのこと.あわててHに連絡を取ると,なんと彼は,飯岡にいた.飯岡にもリュウショウマルがあって,彼はそのつもりで連絡したはずだと言った.とんだリュウショウマル違いだ.日立の龍翔丸は,1名の追加は可能とのことで,単独で龍翔丸に乗ることになった.
100km離れた海上で同じリュウショウマルに乗り,ともにヒラメを狙う.不思議な感じだ.単独乗船は初めてで,しかも百戦錬磨のヒラメ船である.ヒラメは初めてだと宣言すると,船長は,餌の付け方など親切に教えてくれた.第一投で,いきなり釣れた.といっても,小型のドンコである.さらにしばらくして,激しい魚信がある.竿がしなる.ヒラメではないと思ったが,タモをお願いする.現れたのはアイナメ39cm.過去10年の堤防釣りの自己記録をあっさり更新してしまった.その後メバルを追加し,釣り開始1時間ほどで,ヒラメが釣れなくてもほぼ満足モードに入った.しばらく暇な時間が続いた後,激しい魚信がある.先ほどのアイナメの倍くらいの手応えがある.船長が「ヒラメか?」と聞くが,こちらはヒラメを釣ったことがないので答えようがない.激しい格闘の後,上がってきたのはホウボウ47cm.でかい!市場価値としては,ヒラメより上かもしれない.ということで,四目を釣って,個人的には大満足であった.ちなみにHは,目的通りヒラメを1枚ゲットし,さらにホウボウ×2の釣果だったそうだ.

1月8日,午後17:00-19:00,晴れ,日立港,ボーズ
昨年船に初めて乗り,「船も悪くないな」と思い始めた.とうとう船釣り用の道具を買ってしまった.竿+PEライン付き中軸リールで1万円程度と,一番安い組み合わせを探した.
今年はまだ初釣りをしていなかったので,8日の夜に軽く出かけてみた.「カニ」か「メバル」か迷った.底荒れが残っていると思い,湾内で,久しぶりにルアーでメバリングを試してみる.昨日までと打って変わって風もほとんどなく,海も穏やかである.しかし,日立港周辺を色々回ったが反応は皆無.腕が悪いのか,ポイントが悪いのか,時間が悪いのか.とにかく初釣りはボーズだった.

12月30日,午前6:00-12:00,晴れ,千葉飯岡沖,ハナダイ1(+チビハナダイ5),ウマズラハギ4
2006年最後の釣りは,2度目の船釣りとなった.前回は船酔いで半死状態,釣果もアジ1,サバ1と堤防釣りと大差ないものだった.「このままでは終われない」という気持ちがあった.前回と同じ友人Hからの誘いで,エビ餌のハナダイ釣り,通称(エビハナダイ)で1年を締めくくることにした.しかし天候は大荒れの直後で,条件は良くない.船長が「濁りがひどいので1時間ほど船を走らせ沖に出る」とのこと.しかも餌は,生きエビが入荷できず冷凍エビ+アオイソメを餌にするととのこと.嫌な予感がした.前回ほど船の揺れは無かったのだが,やはりちょっと気持ち悪い.飲んだり食べたりする気にはなれない.釣り場に着くと,まずはチビハナダイが出迎えてくれた.そして鯛と呼べるサイズのハナダイが明確な魚信とともに釣れた.その後は,良型のウマズラハギが釣れた.釣った魚は刺身になった.自分で釣った魚の肝あえも最高だった.周りでは他に良型のベラなどが釣れていた.今まで「船は自分の釣りと合わない」などと言っていたが,はまってしまうかもしれない.今回も当然ながら仕掛けはレンタルだったが,安い船用の仕掛けを一式欲しいなと思いつつある.