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金曜日, 9月 14, 2007

初めての船釣り(船釣り入門)

初めて船に乗る人のためのメモです

最低限必要なもの
クーラーボックス:さすがに船でキャッチアンドリリースという人はいないようだ.大物が釣れることもあるのでできるだけ大きなクーラーボックスが良い.
はさみ:仕掛けを準備したり,他人とのお祭りを強制解除するのに必要.
飲食物:暑いときは最低限の飲み物は不可欠.栄養補給としては私はバナナを愛用している.

船宿で借りられるもの
釣り竿+リール:貸し道具は無料や有料,または貸し道具なしというところもあるので電話で確認が必要.1万円ほど出せば,3号PE100m付き中軸リール+竿が買える.まずは貸し竿でやってみて,あとは本格的な道具をそろえるか,最低限の道具をそろえるか考えればよい.ちなみに私は,道具は安いものばかりである.道具代を抑えて,そのぶん船にたくさん乗りたいという方針である.

船宿で買えるもの
仕掛け,おもり,餌:特におもりは,お祭りをしないよう船宿で統一しているので,一人だけ違ったおもりを使っていると怒られる.仕掛けもそれなりの値段がするので,慣れてくれば自作するのも楽しい.餌は,船代に含まれる場合と別料金の場合がある.

その他
ライフジャケット:ライフジャケットは義務ではないし,着用率は50%以下だろう.でも私は少ししか泳げないので,ライフジャケットを着用している.ライフジャケットを貸してくれる船も多い.
帽子とサングラス:長時間日差しを浴びるので,あったほうが良い.
座布団:冬の釣りでは,どうしても尻が冷えてしまうので,空気式などの簡易型座布団が便利である.それに椅子が濡れていたり,水が流れてくることもある.船で備え付けのものがある場合もある.
雨具:雨が降ることもあるし,行き帰りに大量に水しぶきを浴びることもある.船の屋根から水が流れてくることもある.できれば合羽を用意しよう.
長靴:足元は水がたまっていることもあるので長靴が望ましい.

竿:釣りによって竿は違ってくるのだが,2m程度で50号の竿があればほとんどの船釣りに対応できる.

手巻きリール:船では両軸リールを使う.アルファタックルPROFIGHTER船150に3号PEを150m巻いた者を良く使う.あまり安いリールだとバックラッシュでラインがからまる可能性があるので注意が必要である.船ではリールが塩水を直接かぶるので,ギアに塩がこびりつきリールを痛めてしまう.私はリールを丸1日たらいの水に浸し,陰干しして,最後に油(CRC5-56)をさしている.

電動リール:ほとんどの釣りは手巻きで対応できるのだが,船を続けると欲しくなってくる.イカ釣りではやはり電動リールが楽である.

船酔い対策:酔い止めには,液状のセンパーや粒状のアネロンニスキャップなどがある.私は乗船1時間ほど前に,アネロンニスキャップを飲んでいる.とにかく十分な睡眠が必要である.前夜に道具の準備を始めてしまうと,想像でわくわくして眠れないことがあるので,前夜の準備はほどほどに.前の晩に酔い止めを飲んでさらに乗船直前も飲むのが一番良いらしいが,酔い止めにはカフェインが入っている.私はカフェインを取ると眠れないたちなので夜に酔い止めを飲むことができない.
酔ってしまったら,我慢せず吐いて,できるだけ横になろう.普通は1時間ほど横になっていれば,釣りが再開できるはずだ.6時間ほど釣りの時間があるわけだから,最初は2時間は休んで残りの4時間で釣りを楽しむ位の気持ちで良いのかもしれない.
船の重心に近いほど,揺れは小さい.酔い易い人は,なるべく中心付近に座ろう.トモ(船の後部)であれば,気分が悪くなったらキャビンやトイレに直行できるので便利である.またエンジンの排気も船酔いの原因なので,どこから船の排ガスが出るか確認しておこう.

船宿の選択:段,釣りもの,船の大きさ,船長の人柄などが,船宿の選択基準だろうか.釣り船は5トンの小型船か20トンの大型船に分かれる.船デビューの場合,大型船の方が揺れが小さいので,大きめの船に乗った方が良いかもしれない.また大型船は酔ってしまったらキャビンで横になることができる.また根魚系は,根掛かりが多発して,仕掛けの交換を繰り返して,気持ちが悪くなって結局ボーズなんてこともあるので,船デビューの場合避けた方が良いかもしれない.

波浪予報:気予報のサイトで3日後までの波浪予測を見ることができる.茨城沖の場合,波浪予測が1.5m程度であれば,穏やかな釣りが期待できる.また長周期のうねりの方が,ボディーブローのように,船酔いの原因になりやすいのでうねりがある場合は避けた方がよい.

氷:多くの船宿はサービスで氷がでる.氷が出るのが,港に戻った後というところもある.弱った魚は桶に入れておかないでクーラーボックスに入れておいたほうが良いので,氷が最後に出る場合には自分で氷を用意しておいた方が良い.

ロッドキーパー:ロッドキーパーがないと竿を常時持っていなくてはならない.魚を回収するときもロッドキーパーがあるととても便利である.