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火曜日, 1月 04, 2011

2011年の釣果

12月24,25日
今週の釣行はありません.
釣具を積んで車に乗って家を出た.イソメを買って適当なところで投げ竿の仕掛けを出すつもりだった.しかし「風も吹いてきたし,外はやっぱり寒いよなあ.」ひ弱な私は,結局釣りを諦め,ドライブをして,本屋や魚介のお店などをまわってしまった.寒いし,貧果が予想されるし,人間の活性が下がっている.まだ12月だというのに,困ったものだ.釣りを始めたころは,寒さも貧果もなんのそのだった.ただ釣りを始めたころは,まだ何が釣れるか予想のつかないところがあったので,チャレンジャーたりえたとも言えるだろう.

12月18日,北茨城沖,晴れ,6:30-13:00,カサゴ(30cm),アイナメ,フグ,チビマダイ
たぶん今シーズン最後のマダイ狙いの一つテンヤである.平潟を出発した船は1時間ほど南下して,日立と高萩の境界の沖合で釣りを行う.水温低下で南下しないと,マダイは狙えないのだろうか.開始3時間停滞の時間が続く.乗船10名,ほとんど反応なし.餌もなくならない.10時頃ポツリポツリと魚信がある.でもグーフーである.常磐の海はグーフー帝国に占領された.寒さに弱いマダイ国は,南方に退却したようだ.結局,釣果と呼べるのはカサゴくらいである.そんな中同行のNさんは一人で2枚良型マダイを上げていた.船中合計3枚だから明らかに独占禁止法違反である.また同じく同行のYさんは,前回に引き続きマダコを上げた.一つテンヤでマダコの新ジャンル確立か.そんなこんなで,やはり水温の低下には勝てないようだ.Nさんの釣り上げたマダイを見ていて感じたのは,あのグイグイ行って,ドラグの出る引きが見られなかった点である.水温低下で,マダイの活性低下が,巻き上げの時にも出ているように感じた.
(塩麹)最近のマイブームは塩麹である.まずは市販品の塩麹を買った.魚の切り身に付けて焼くだけで,西京漬けのような上品な旨みのある焼き魚ができる.本当はマダイでやってみたかったのだが,カサゴとアイナメで試した.とても美味である.今度は麹から塩麹を作ってみよう.

12月11日,会瀬漁港,晴れ,6:30-8:00,ボーズ
前日,日立港近辺を偵察した.久慈漁港(北側)では,子ガレイやハゼが釣れていた.第5埠頭では,サビキでイワシが釣れていた.久慈川河口は,ほとんど釣れていないような雰囲気.
「ボーズでも良い.海を楽しもう」と,暖かくして,会瀬へ出かけた.今年最後のサビキ調査をしよう.西側の青い空には満月が沈もうとして,東からは赤黄色の空に日が昇る.素晴らしい光景だと思う.しかし釣果の方は...ウキが一度だけ沈んだが(フグ?),魚の反応は全くなし.これからの時期どう過ごそうか?夜釣りで,メバル,ドンコを狙うか.カニはどうだろう.釣れても釣れなくても,月日は過ぎていく.早くも年末,時間の経つのが早すぎる気がする.

12月3,4日
今週の釣行はありません.
これからどんどん寒くなる.寒くなると服を一枚追加し,また寒くなると一枚追加する.どうも寒さに後追いで,寒さを感じながら釣りをしている.そうすると人間の活性も悪くなる.思い切って完全防寒で,暑すぎるぐらいの格好で釣行を楽しみたい.

11月27日,北茨城沖,晴れ,6:00-13:00,マダイ(31cm),その他ハナダイ,沖メバル
軽い風邪を引いている.のどが痛く,鼻水が出て,ちょっと熱っぽい.しかし釣りバカにはそんなの関係ない.本日は北茨城沖で,マダイテンヤ.予定としては,前半で本命をまず釣って,後半で色々試して五目釣りを楽しむ.7時15分,ぎりぎりマダイと呼べるのが釣れた.それでは色々試してみようか.本日ひそかに狙っていたのはマダコである.一つテンヤの代わりに,マダコ用ルアーを落とし誘ってみる.しかしマダコ用ルアーは,あえなく根掛でロスト.結局まともな外道は釣れなかった.一方同行のYさんは,一つテンヤでマダコを二つもあげていた.他に船内では,アイナメ,ソイ,フグ,マトウダイなど多彩な顔ぶれがあがっていた.本命を一つ釣ったとはいえ,パッとせず時間だけが過ぎていく.そして12時30分を過ぎる.10号金のテンヤにガツンとのった.今までにない強烈な引き.ドラグがどんどん出る.私の一つテンヤ歴で体験したことのない魚信である.慎重にやり取りを,と思っていると「プッツン」...切れてしまった.私の心も切れてしまった.「今のは絶対マダイだね!」の船長の言葉が,むなしく響く.やっぱり大型マダイまでは,10年早いかもしれない.

11月19,20日
今週の釣行はありません.
日立市の鮎川で鮭の遡上を見ました.背中が白っぽくなっています.すでに使命を終え死んだ鮭も転がっています.鮭を見ると,何だか色々なことを考えてしまいます.そして,季節が秋から冬に変わるのを実感します.日常生活でもズボン下が欲しくなってきました.温かい格好で釣行しましょう.

11月12日,久慈漁港,曇り,15:30-17:00,キス2,アジ3
日本シリーズが始まった.例年この時期を境に,夏の釣りと冬の釣りが分かれるような気がする.気楽に外に出る天候ではなくなり,釣果も厳しくなる.厳しい寒さの中釣りをするよりは,家の中で暖かくしていたい...来年の3月まではそんな時期が続く.
今回釣り場の選択で「野菜室のアオイソメが生きていたら久慈漁港でキスとアジをダブルで狙う,アオイソメが死んでいたら会瀬でアジを狙う」と考えた.アオイソメはまだ無事だった.ということで久慈漁港へ.仕掛けはキス狙いの投げ竿と,アジ狙いの浮きサビキ.キスの天麩羅が美味だったし,アジの南蛮漬けも捨てがたい.何とか一石二鳥を狙いたいものだ.しかし前々回20cm前後のキスをゲットした近場では何の反応もなし.遠目の深場に投げたらピンギス(10cmくらい)が2つ釣れた.そして浮きサビキではアジもきた.ノルマ達成のマッチ売りの少女のような気分でちょっとほっとする.結局アジは3つだけ.5時になりウキも見えなくなる.電気ウキにして延長戦に入ろうかとも考えたが,帰途に着いた.

11月3日,久慈漁港,曇り,15:00-17:00,キス4,アナゴ1
11月5日,久慈漁港,曇り,15:00-17:00,アジ5
(キス)3日震災後初めて久慈漁港に寄った.釣り船の利用はあったが,堤防釣りでは初めてである.震災の影響で車を停められる場所が減ったが,釣り船は賑わっているので,午前中は車を停める場所がほとんど見つからない.午後3時を過ぎれば船の客が帰るので,駐車スペースができる.久々にアオイソメを購入し,キスを狙ってみた.第一投で魚信あり.20cm前後の良型のキスである.「これは調子がいいぞ!」と思ったが,なかなか後が続かない.結局暗くなるまで粘ってキスが4つと鉛筆アナゴが一つ.港内では他に,アジ,タナゴ,メバル,カレイなどが釣れていた.
(アジ)5日,イソメが残っているのでキスとアジの二兎を狙って再び久慈漁港に出かけた.浮きサビキでポツリポツリとアジがかかる.そしてキスが来れば完璧なのだが.しかし二兎を追うものは...本日はキスの反応が全くない.そして暗くなる.そのまま夜釣りに移行しても良いのだが「頑張るより家に帰ってゆっくりしたい」気持ちのほうが勝ち,帰途につく.
キスの天麩羅はやはり美味だった.またキスが釣りたいなあ.

10月30日,日立沖,曇り,6:00-13:00,ウマヅラハギ2,その他チビダイ,フグ
今回は一つテンヤ.まだ試行錯誤が続いている.テンヤの上級者になるつもりは毛頭ないが,せめて船内平均ぐらいは釣れるようになりたいものだ.前日はマダイ6キロが出たという.そんな日は釣れないものだ.結論から言うと,本日の合格マダイは船内平均が1以下だったので,私も当然ゼロ.チビマダイは釣れたけど.また本日はうねりがきつかった.波高2m位のうねりで,船が上下する.船酔いも何人かいた.
9時ごろ仕掛けをピンクのテンヤに変えた.するとウマヅラハギが釣れた.普通のサイズのウマヅラハギである.その直後魚信とともに重みを感じ,手ごたえのある引きがあった.「ぎりぎり30mくらいのマダイかな」と期待した.上がったのは,41cmの超特大ウマヅラハギである.こんな大きいウマヅラハギは見たことがない.実は前日釣り番組を見て,カワハギの肝あえを食べたいなと思っていたところだった.一方で尿酸値が再び8を超え要注意なのだ.本日の肝を一気に食すと大変なことになるので,肝あえは試食程度にして,残りは冷凍し,徐々に食べる予定だ.肝あえは,やはり美味だった.海の恵みに感謝.でも尿酸値を何とかしないといけないなあ.なんとか7台に下げたいものだ.

10月22日,会瀬漁港,曇り,16:00-17:00,アジ1
スパイク付の長靴を買った.会瀬の堤防では,ヌルヌルの苔が生えて,ツルツルの場所ができている.地震後,地盤が数10cm下がり,場所によっては常時波をかぶるようになったためだと思う.釣りは散歩感覚で,というのが基本方針なので,特別な場所以外釣行は,普通のズックや夏はビーチサンダルである.このため会瀬では,何度か滑りそうになった.スパイクの効果は,ばっちりである.
釣りの方は今一だった.とりあえずいつもの,浮サビキとジグサビキをやった.結果,アジが一つだけ.あとはグーフー.
ところで震災後購入したコマセブロックを本日使い切った.私のコマセ使用量は,1回に卵1個分くらいの量である.コマセちびちび使いコンテストがあれば優勝できるかもしれない.

10月15,16日
今週の釣行はありません.
川尻漁港に偵察に行った.アジやイワシ餌のぶっこみ釣りの人が何人かいた.ヒラメが釣れるのだろうか.また湾内では,浮釣りアジ狙いや,ハゼ釣りの人などがいた.

10月10日,会瀬漁港,曇りのち雨,5:30-7:30,アジ8,サバ6,ウルメイワシ1
たまにはイシモチでも釣ってみようかとサンマを買ったのだが結局食べてしまった.うまく焼ければ,サンマは本当に美味である.
結局,今回もお手軽ではずれの少ないアジの浮釣りとなった.浮釣りではアジがポツリポツリ.ちなみに釣果のHPでポツリポツリという表現を,ときどき見かけるが,皆さんどのくらいの頻度をポツリポツリと言っているのだろう?私の場合,堤防釣りでは1時間に3から6程度をポツリポツリと言っている.ジグサビキも今回はいまいちだった.
6時半頃,海面にナブラが立った.ナブラとはイワシなどの小魚の群れを青物が襲い,海面がバシャバシャ波立つ現象である.ナブラにスキップバニーやメタルジグなどを投げ込めば,高い確率で青物をゲットできる.堤防から間近にナブラを見るのは何年振りだろう.さっそくスキップバニーを投入する.ガツン!魚が食いついて暴れているのが,竿に伝わる.体中をアドレナリンが駆け巡る.銀色の魚体が見えてきた.あがったのは,私の知る限り最も落ち着きのなく往生際の悪い奴...20cmほどのサバである.ナブラタイムは10分ほど続き,サバが6本程度かかった.(今回はリリース)
そしてポツリポツリと雨が.予報では晴れのはずと思っていると,いつの間にかザンザン降りになってしまった.

10月1日,会瀬漁港,曇り,5:00-6:30,アジ7,ウルメイワシ5,サッパ5,コノシロ1(27cm)
会瀬漁港の堤防を歩いていると,波というかうねりがやってきて「ざっぱーん!」頭から海水をかぶった.堤防上を海水が流れる.あやうく転びそうになった.それほど波は高くなかったのだが,満潮に近かった.釣り場での安全には気を付けましょう.
びしょ濡れの状態で,何とか釣り場までたどり着いた.気を取り直して仕掛けを出す.いつもの浮サビキである.アジはポツリポツリやってきた.海面を魚が跳ねているのが見える.何の魚か気になって,ジグサビキを試してみた.すると,ジグサビキ絶好調!豆アジ,ウルメイワシ,サッパなどが入れ食いだ.そしてとどめは,27cmのコノシロ(コハダの親)である.初めは何の魚だか良く分からなかったが,見ると巨大なコノシロである.ジグサビキで無限に魚が釣れそうな雰囲気だったが,適当なところで切り上げた.
コノシロは塩焼きにして食べた.小骨がうっとうしいが,身はニシンに似て美味であった.


9月25日,日立沖,晴れ,6:00-13:00,真鯛2(45cm),カンパチ1(32cm),チビマダイ,ハナダイ
釣行記を書き終え,のんびりしていた土曜の晩,Nさんから電話が「明日一つテンヤ行きませんか?」釣りの誘いは断れない.すぐ準備を始めて釣りに挑んだ.今まで一つテンヤでは苦杯をなめてきた.自分の右や左で何度も40cmオーバーを目撃してきた.何故自分には良型マダイが来ないのか?迷い道に入ったような一年だった.本日は次の2点に気をつけた.「今までは海老の頭を食わせて孫針で引っ掛けることを中心に考えていた.シンプルに親針に掛けることを考えよう.そのためには,孫針は,親針の邪魔にならないように付けよう.」「海老の頭が無いと鯛は食わないと考えていた.今までは,頭が食われた感じがしたら,巻き上げてすぐに餌を変えていた.今回は頭が食われたような魚信があっても,しばらくは誘いをかけ,鯛に頭の無い海老を食わせよう.」このような考えで釣りに挑んだ.結果,自己初の40cmオーバーが2枚.他にもばらしたが,良型の魚信があった.何となく...ではあるが,開眼までは行かなくても,一つテンヤがちょっとわかった気がする.他には,チビマダイが3つ,ハナダイに,巻き上げのときにカンパチが掛かった.クーラーボックスが魚で重くなったのは何時以来だろうか?終了後,舞い上がっていたためか,仕掛けとクーラーボックスを置いたまま帰ってしまった.漁港を出る信号の直前で気が付き,慌てて引き返した.これで私の釣り運は出尽くしてしまったかもしれない.

9月24日,会瀬漁港,晴れ,5:00-6:30,アジ10,サッパ1,メッキ1
久々の会瀬.台風の影響がまだ残っていて,海水は少し濁っている.いつもの通りウキサビキでアジを狙い,ルアーで青物を狙う.最初のヒットは,上からサッパ,メッキ(ロウニンアジかギンガメアジの子供),アジのダブルの一荷だった.メッキは横に縞があるのでギンガメアジかもしれない.「このままガンガン行くぞ」と思ったが,魚信はポツリポツリ.アジのサイズはまあまあ.全部でアジを20くらい釣ったと思ったのだが,帰って数えてみると10匹だけだった.2,3度取りこぼしもあった.また今回は,緑と赤のサビキ針を両方試してみたが,アジに関しては,大した差はないようである.台風明けの釣果としてはこんなものでしょう.家に帰って朝食.まさに朝飯前の釣りである.下の写真は,最初の一荷のイメージ.








9月17,18,19日
今週の釣行はありません.
(食あたり)以下お食事中の方はパスしてください.
夜中に目がさめトイレに直行.原因はハナダイのようだ.でもハナダイには責任は無い.私の手抜きに罰が当たった.釣果のハナダイの一部は,昆布締めとしている.切り身に塩を降り1時間おく.身を良く洗い,酢と昆布だしのミックスに漬けておく.食べるときに水気を切り,切り身にして,わさび醤油で,食べる.通常は翌々日までは問題なく美味しく食べられる.
今回は冷凍したハナダイがあったので,使ってみた.解凍して三枚に下ろし,ざっと洗って,酢と昆布だしのミックスに漬けておいた.翌日の食べたときは問題が無かった.翌々日は,身がベトッとなっている感じがした.味はいつもと大差ないが,「ちょっと酢の効きが弱いかな」と思った.その晩お腹の中が大騒ぎとなったわけである.冷凍の魚を使ったことは問題ないと思うのだが,塩を降る手間を省いたこと,身を十分に洗わず酢と昆布だしに漬けたことが原因だと思う.
ところで前回の釣果のチビ沖メバルとベラは丸のままから揚げにした.背骨側に包丁を入れ,塩胡椒をして片栗粉をまぶしじっくりと揚げた.とても美味であった.

9月11日,北茨城沖,曇り,6:00-12:30,マダイ(リリース)1,ハナダイ10,カサゴ2,アイナメ2,ベラ2,沖メバル1
久々の船,同行はいつものYさん,Nさん.生きエビ餌のテンヤでマダイを狙う.生きエビは,テンヤにはちょっと小さい.用意の良い人は冷凍エビを持参している.私は,まず目標のマダイを釣って,持参したイワシも使い,色々試そうと考えていた.しかし,本命が不調でお祭りの可能性もあったのでイワシの出番は無かった.本命のマダイはリリースサイズのみで不調だったが,5目,つ抜け(10以上)をクリアしたので,私の一つテンヤとしては,ベストの結果だった.生きエビは小さくても立派にアピールして,頻繁に魚信があり楽しめた.カサゴは2つとも30cmクラス,ハナダイは平均20cmほどで,一番大きいのは30cm近くあった.本日は,良型(大型)マダイが頻繁にあがっていた.でもなんで自分のところには来ないのだろう?

9月3,4日
今週の釣行はありません.
(エクセルみなみ)水戸駅南口にできたエクセルみなみが面白い.土産,菓子,酒,食事,電気,コーヒーと色々入っていて,見ているだけでも楽しい.特に茨城の物産に関しては,よくもここまで茨城のブランドが集結したものだと感心した.水戸の梅,乾燥芋,納豆,霞ヶ浦の佃煮,レンコン,奥久慈しゃも...等等.また試食が多いのも嬉しい.ただ残念なのは人の流れが南に流れて,北口側が寂しくなった点である.TV打ち切りが決まった黄門様の像も,北口でちょっと寂しげであった.

8月27日,茂宮川,久慈川,河原子,会瀬漁港,晴れ,14:00-17:30,カマス3,アジ2
まずは今季初のハゼ調査.しかし昨日の雨で川は濁っている.茂宮川,久慈川でハゼの反応なし.濁った川がダメなら港内へということで河原子港へ移動した.ここでもハゼの反応は
なし.釣れたのはグーフーのみ.河原子では3cmほどの稚イカを発見.甲イカの子だろうか.試しにイソメを近づけたらスミを吐いて逃げて行った.本日は終了しようとも思ったのだが惰性で会瀬まで移動する.
会瀬ではアジ狙いの浮サビキ仕掛けと,イソメ餌の投げ仕掛けを出す.そして同時にスキップバニーを投げる.スキップバニーを寄せてくると水面を小さい魚がピョンピョン飛び跳ねて逃げる.さてこの魚は何でしょう?答えは来週...ではなくて,サヨリだった.10cmちょっとの鉛筆サヨリが表層で群れを成しているようだ.でもサヨリの仕掛けは持ってきていない.スキップバニーも反応なし.イソメ餌の投げ仕掛けも根掛りだけ.頼りの浮サビキ仕掛けには,子カマスとアジがちょっとだけかかった.海の涼しい風を浴びて,子イカやサヨリを見て,心のリラックスができた.ということにしておこう.

8月20,21日
今週末の釣行はありません.
(昭和の水戸駅北口周辺)水戸で同窓会があった.水戸駅北口周辺は,私が学生だった昭和50年代と比べてかなり変わったしまったと思う.水戸駅は,駅ビルができる前は2階建てだった.2階に,土産物屋,食堂,小さな本屋があった.水戸駅から見て右から,パチンコ屋,三の丸ホテル,珍満,西友,川又ブックセンター,高島屋ローズランド,丸井などがあった(一部現存)はずだ.川又ブックセンターは,当時,北関東一という歌い文句だった.今ではgoogleの窓から,なんでも情報が手に入るのだが,昔は本から情報を得ていたので,本の種類が豊富というだけでワンダーランドだった.残念ながら川又ブックセンターは震災後閉店してしまった.今では駅ビルのワンフロアがぐるり本屋になっていて,座って本を読める椅子も多数あり,これもまた面白いと思う.高島屋ローズランドには,天安門という中華料理屋があった.食品サンプルとして巨大な鯉の餡かけみたいなのがあり,「いつかこれをみんなで頼んで食べよう」と話をしていた.

8月13日,会瀬漁港,晴れ,4:30-6:00,アジ20,サバ3
今回も会瀬へ出かけた.堤防の上は,涼しい風が吹いている.波も穏やかで問題なし.さっそくウキサビキを投入する.サビキ針には,オキアミを切って付ける.しばらくすると浮きがスポッと海中に消えた.アジの魚信である.アジが面白いように釣れた.しかしお楽しみの時間は長くは続かない.5時を過ぎ明るくなると魚の反応がなくなってきた.ルアーでワカシなども狙ってみたがこちらは全く反応無し.家に帰ってすぐにアジの南蛮漬けを作った.電力が厳しい時なので,一度冷蔵庫に入れて夕方調理するよりは,釣って帰って即調理をした方が,アジの冷蔵分の電力を省くことができる.
(アジの南蛮漬け)このページでは何度も紹介している気がするが,簡単にできて美味しい.アジの頭,内臓,ゼイゴを取り,粉をまぶして油で揚げる.粉は,小麦粉,天ぷら粉,片栗粉,唐揚げ粉,お好みの粉を使うのが良いと思う.ハーブソルトを加えても良い.めんつゆ+酢を1:1で混ぜ,揚がった魚を入れる.すぐ食べても良いが,2日ほど置くと骨が酸で分解され丸ごと食べられるようになる.食べるときには,七味やスライスオニオンを加えても良い.

8月7日,会瀬漁港,晴れ,5:00-6:30,フグ1
この時期行事や家族サービスなどでなかなか時間がとれない.台風の影響か波はやや高め.「だったら釣りに行かなきゃいいのに」というのは,常識的な意見である.釣り人に常識や合理性は通用しない.ちょっとだけ会瀬に行ってみた.うねりが結構ある.釣り船が出漁していくのを見送ったが,酔いやすい私はうねりの船は苦手である.私の釣果は,フグ1である.ウキサビキ,ジグサビキなどいろいろ試したが,うねりと濁りで,アジもイワシもサバもいなかった.
(夏)今年は河原子花火大会と水戸黄門祭りをちょっとだけ見た.水戸黄門祭りを見たのは高校生以来である.夏は,暑くてベタベタして寝苦しいけれど,私は好きである.夏の中に,「夏はいつか終わる」というはかなさや寂しさを感じてしまう.そんな激しさとはかなさが同居する夏が好きである.短い夏を楽しみたい.

7月31日,日立沖,曇り,6:00-12:30,カサゴ1
目覚まし時計よりも早く震度5弱で目がさめた.外はザーザー雨が降っている.船の予約を入れていたのだが,キャンセルするか迷う.地震速報では津波の心配は無いとのこと.雨雲の予報でも,日立沖はひどい雨にはならないようだ.とにかく船宿に行ってみる.船は予定通り出発することになった.ただうねりがちょっとあり,浅場に入れないのでムラソイポイントには入れなかった.30-40mほどの場所で,釣りをする.仕掛けは,イワシ餌の3本針.開始早々左隣に良型ヒラメが来た.そして右隣にもヒラメが来た.その後沈黙の時間が過ぎていく.一度だけ反応があり,イワシの頭から下がきれいになくなっていた.ここまで上手に食べられると悔しいと言うより,お見事と感心するしかない.気が付くと11時ちょっと前.この時間帯に樽が空なのは,精神衛生上よくない.そしてやっとガツンと来た.本日唯一の貴重なやり取りである.上がったのは28cmのカサゴ.釣果が少ないと帰ってから魚をさばくのが簡単でいいね!ムラソイ釣りたかったなあ.

7月24日,大津漁港,晴れ,16:00-18:30,アジ20,サバ5
本日12時アナログ放送の終了を確認した.あっけない終了だった.何か特別な放送でも流れるかと思い各チャンネルを確認したが全て同じような画面が出ていた.
今週末は台風の余波で波が高い.「大津港なら湾内で釣りができるかも」と考え,大津港までやってきた.港内はまだ路面に穴が開いたり亀裂が走っている.釣り場の選択は,安全かつ復興作業に邪魔にならないよう気をつけなければならない.港内中央付近で竿出しする.まずはジグサビキを投げてみる.何投かすると魚信アリ!小さいけどアジである.ジグサビキだとアジが食いついた瞬間反応がダイレクトに判るので釣っていて楽しい.群れが回ってきた時間があって,一度に7つほど釣れた.その後沈黙の時間が続く.本日はウキサビキとジグサビキの竿を一つずつ出した.本日はウキサビキの方が分が悪かった.サバがかかって仕掛けがぐちゃぐちゃになったりした.忘れた頃にジグサビキにアジが3連で釣れたりしてそれなりに楽しめた.

7月16,17,18日
今週末は偵察.
(四ツ倉)震災後初めて四ツ倉まで足を延ばした.震災および津波のダメージが大きく,まだ復興の途上だと感じた.漁港周辺には電気が来ていない場所もある.壊れた船が集められている場所を見ると,とても悲しい.ただ道の駅が仮店舗で営業を再開していたりして,徐々に復興の希望が見えてきているような気がする.
(大津港)崩壊した南側堤防はそのまま.物産館ようそろーも閉まったままだ.ただ中央部では,釣り客が竿を出し,アジやイワシが釣れていた.ただし漁港内の路面はボコボコになっているので注意がひつようだ.
(会瀬)釣り客もちらほら戻っている.ただ波が高いと堤防が洗われるので要注意.
(河原子)海水浴のシーズンインである.人が集まり活気が戻るのは良いことだ.ただこの期間は,釣り客が竿出しできない.
(なぎさ公園,第三埠頭)投げ釣り,ウキ釣りの人が来ている.アジ,サバ,イワシがポツリポツリといった感じか.イカ墨の痕もあった.甲イカ釣りたいなあ.
(第五埠頭)アジ,サバ,イワシが釣れている.この釣り場も,駐車場から堤防までの距離が近いので,ちょっと釣りをするのには便利だと思う.

7月10日,会瀬漁港,晴れ,4:30-6:30,アジ12,ウルメイワシ4,カタクチイワシ8,カマス1
「お帰りなさい」やさしく漁港は迎えてくれた.
私のホームグラウンドとも言える会瀬漁港で震災後初めて竿を出した.堤防のヘリは,例年なら誰かが刈り取ってしまうワカメなどの海草は伸び放題である.海草の森に小魚が出入りしているのが見える.
ウキサビキの仕掛けを出す.すぐにウキが沈む.最初の客は,ウルメイワシとサバだった.本日はサバとフグはリリースした.4時台はアジが釣れた.青物を狙ったルアーも出すがこちらは反応無し.ヘチでサビキ針をゆらすと子カマスが食ってきた.堤防周辺の魚の活性は高いと思う.

7月3日,日立港第5埠頭,晴れ,4:00-5:30,サバ8,アジ2
まだ夜も明けていないのに,久慈川河口には釣り客でにぎわっている.今年はイシモチが好調なのかもしれない.混雑する釣り場はスルーして,第5埠頭(茂宮川河口)に竿を出す.サバ,イワシがポツリポツリ釣れていて,アジも混じっているようだ.暗い時間帯に10cmちょっとのアジが釣れたが,あとはすべてサバだった.最近は,釣りに対してちょっと謙虚になっているので「またサバか!」なんてことは言わない.

6月25日,日立港なぎさ公園,曇り,7:00-8:30,サバ15,アジ2
ずっと堤防の釣りをやっていない.今日こそはと気合を入れて堤防釣りに出かけた.堤防からのサビキ釣りで,イワシでもアジでも,サバでも,とにかく何でも良い.とくに最近は10以上の数を数えられなくなっているので,両手の指を超える魚を釣りたい.
冷凍庫には自分のスペースがある.釣りの餌,保冷剤,釣果などが置いてある.中に小さい塊がある.コマセの残りだ.震災後停電し,一度融けてまた凍った状態のままだ.使用可能か良く分からないが,とりあえずこのコマセを持って出かけた.本日は風が強かった.ツールボックスも,ふたを開けたままにすると風でひっくり返ってしまうくらいだ.とにかくコマセカゴにコマセを詰め,下にサビキ針をセットして,仕掛けを投入した.しばらくは反応無し.やがて魚が釣れだす.15cmほどのサバだ.(食べるのには一番微妙なサイズである)仕掛けを揺らすとコマセが散って,サバが寄ってきて食いつくのが見える.時々フグが混じる.そして豆アジも釣れた.堤防にも夏がやってきたんだなあと,実感する.

6月18,19日
今週末の釣行はありません.
日立周辺を偵察したので,現状報告.
第5埠頭,震災前に近い状況に戻っていて,車を停め竿を出すことができる.フィッシングセンターはプレハブで再開しているので,餌や仕掛けの調達は可能だがトイレは無い.
なぎさ公園,第3埠頭,こちらも震災前に近い状況に戻っている.サバやイワシ等がサビキで釣れている.
久慈漁港,南側は立ち入り禁止の状態.北側は,入ることはできるが,色々なところが崩壊していて注意が必要.
河原子漁港,震災前に近い状況に戻っている.
会瀬漁港,漁港の駐車場が使えなくなっている.釣り人は入っているが,車の止め場所を考えないといけない.
(茨城産のメヒカリ)
スーパーで茨城産のメヒカリを安く売っていた.まだ茨城の魚介類は風評により安く売られていることが多い.メヒカリは,頭とハラワタを落とし唐揚げにした.身が柔らかく美味であった.

6月12日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,カサゴ1,ハナダイ1,ベラ1,マダイ1
先週釣行できなかったNさんのために(というのは口実で),2週続けての船.同行はNさん,Yさん.今回も一つテンヤ.今回は乗客10名.余裕を持って竿を出せる.今日のためにトンテンカンテン,テンヤ仕掛けを手作りした.Yさんはマニュキアでカラフルな仕掛けを手作り.私は金メッキのおもりをたたいて仕掛けを作った.赤色の仕掛けも試したが,個人的には金色が一番いいような気がする.おもりのサイズは,私のような初心者の場合,10号か8号が無難だと思う.軽すぎると,錘の着底が確認できない.おもりが着底したら,糸ふけを取り,軽くしゃくりまたゆっくり下に落とす.30秒ほど待ち,また繰り返す.(こんな感じで本当にいいのだろうか?)理想としては,1時間に1つか2つ魚を釣ってつ抜けして,クーラーボックス半分くらいが目標である.まずはカサゴが釣れた.赤い魚ではあるが本命ではない.続いてハナダイ.2時間で2つ釣れた.しかし...沈黙の時間が続く.今回は釣り人の間隔が広いので色々試してみる.(混雑した状態で,変な仕掛けてお祭りさせると顰蹙ものである)通常のテンヤにさらに小さな針を先頭部にひ孫針として付けた.ベラが掛かっただけだった.船内全体に,沈黙,気まずい雰囲気がただよう.船長も「今日は針のむしろだな」と言っている.海上はベタ凪.こんな日をナギ倒れと呼ぶらしい.船長いわく「船酔いが出るくらい荒れた方がマダイは釣れることがある」しかし,12時を過ぎ釣りの女神からのささやかなプレゼントがあった.タイっぽい魚信がある.でも大物ではない.ハナダイだと思い抜き揚げるとマダイだった.サイズは「マダイを釣った」と言うには恥ずかしい26cm.

6月5日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,ハナダイ1,ドンコ2,アイナメ1
この時期狙い物がはっきりしない.週末の波浪予報が良かったので,船の予約を入れた.同行はYさん.最初はヤリイカ+カレイのリレー釣りの予定だった.「二兎を追うもの一兎ぐらいは何とかなるだろう」と考えていた.しかし台風が去ってイカの群れが消えたとのこと.カレイも釣れていないとのことで,船長の決断により一つテンヤに変更になった.この一つテンヤ私にとって鬼門である.ヒラメやカレイなどは魚の捕食がイメージできるのだけど,どうもマダイがテンヤのエビをどのように食べるのかイメージできない.合わせるとすっぽ抜け+根掛り,放っておくとエビの頭だけなくなっている.いまだに満足する釣りができていない.でも本日は出だし好調だった.いきなりドンコを2本釣り上げる.あれ,タイを釣りに来たはずなのだが.ドンコが釣れるということは水温がまだ低いのだろう.やがて船内でポツリポツリとタイ(ほとんどは30cm前後のハナダイ)が釣れ出す.3キロオーバーの真鯛も上がった.もしかして自分の釣果はドンコだけ?不安になる.釣りの女神様はそこまでは厳しくなかった.私にもハナダイ28cmがやってきた.その後小ぶりのアイナメが釣れたがリリース.
クーラーボックスが満タン(いや半分くらい埋まる)のはいつの日か?

5月28,29日
今週末の釣行はありません.
梅雨入りで,釣行計画の立てづらい時期となりました.雨が降っても,カッパを着て海岸からイシモチ釣りくらいはできるかもしれません.しかし人間の活性も低くなって,無理をしてまで釣りに行く気力が湧きません.

5月21日,河原子海岸,晴れ,5:00-7:00,ボーズ
先週のイソメが残っている.野菜室を空けるとイソメが何匹か脱走していた.家族には秘密である.
私の場合「○が釣りたい!」という積極的な理由ではなく,「餌が残っている」「何となく」「○まで行くのは面倒」などという消極的な理由から釣行が決定される場合が多い.震災後車を止めて竿出しできる場所が減ってしまった.河原子で竿を出すのは半年振りくらいか.イシモチあたりが釣れてくれれば嬉しいのだが.竿を2本出し,1本は竿立に,もう1本は手持ちとする.しばらくすると微妙な魚信.巻き上げると...グーフー!やはりこいつか.フグには津波の影響も無いらしい.人類が滅亡した後も,陸上にはゴキブリが,海中にはフグがのさばることになるかもしれない.結局本日はフグが3度掛かったのみ.イシモチはまだかな.
(日立市かみね動物園)かみね動物園に行った.内部が色々リニューアルされている.サル舎が新しくなった.サル関係は充実していると思う.ライオンの赤ちゃんが見られる.とてもかわいい.隣接して,ゾウを見ながら軽食,コーヒーなどが楽しめるエレファントカフェもオープンしている.ただしエレファントカフェは,動物園の敷地外なので,一度外に出る必要がある.

5月15日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,ソイ1,黒メバル2,ベラ2,タナゴ1(他チビ沖メバル,イワシ)
根魚狙いで久慈漁港さくら丸に乗った.同行はYさんNさん.久慈漁港は地震,津波の影響で激しく破損している.ボコボコになった岸壁から船に乗り込む.餌は,冷凍イワシとオキアミを支給された.5本針の上の4つにオキアミを付け,下の針に冷凍イワシを付ける.最初の流しで,重みのある生体反応がある.ソイだった.久々のまともな釣果なので嬉しい.その後良型黒メバルを追加した.開始1時間以内でまともな魚が2尾釣れると,気持ちにもゆとりが出る.「このペースで行けば...」しかし後が続かなかった.イワシの群れが廻っているようで,ときどきピチピチしたイワシが釣れてくる.もしサビキ針でイワシ釣りだけしたら,クーラーボックス一杯釣れたかもしれない.後半は渋い反応の中,黒メバルを追加し,ベラやタナゴを釣った.最後はお遊びで,下の針をカレイ仕様にしてイソメをつけた.しかしカレイは来なかった.釣果は渋いが,この時期としてはこんなものかもしれない.一方で着実に釣果を積み上げている人もいる.研究や腕の差なのだろう.久しぶりに刺身包丁を使った.タナゴの塩焼きがさっぱりして美味だった.海の恵みに感謝.

5月7,8日
今週末の釣行はありません.
大津港を見てきました.南側の堤防が壊れています.物産センター「ようそろー」あたりから先は通行止めになっていて入れません.漁港北部の岸壁は大きく壊れています.アスファルトもボコボコになっている場所があります.竿を出している人もいました.釣りをする場合には,漁港関係者や地元の人の迷惑にならず,安全に気をつけたいですね.

5月4日,日立沖,晴れ,6:00-13:00,カサゴ1,イカ3
3月13日に船の予約を入れていた.色々なことがあった.やっと船釣りができるようになった.久しぶりの釣行なので,何か忘れ物があるような気がしてならない.竿,仕掛け,クーラーボックス,酔い止め等等.同行はYさん.ノッコミの大型マダイを一つテンヤで狙う...はずだった.今回はヤリイカも狙うとのこと.二兎を追うものは...うまくいったためしがない.漁場は,東海沖水深40mほど.ほとんどの客は始めから一つテンヤでマダイを狙うが,イカの希望者は後部に集まって,それぞれ分かれて竿を出した.イカも気になるのでまずはイカからと思ったがライントラブル.スッテがからまりゴチャゴチャになった.テンヤの人々は,メバル,ソイなどをポツリポツリと釣り上げている.結局イカをあきらめ私も一つテンヤを始める.潮の流れが速くお祭りが頻発する.本日前半はウネリが残っていて,ダウンの人も出る.全体として渋い釣果の中,Yさんは良型アイナメ,カサゴなどをキープしている.自分のところには魚はやってこないのか?時間だけが過ぎていく.11時を過ぎやっと魚信がある.カサゴだった.その後また魚の反応は無くなる.12時を過ぎ餌のエビも尽きかけたのでもう一度イカ釣りにトライする.イカの仕掛けは2セット用意していた.すると底付近で魚信,ずっしりと重みを感じる.慎重に巻き上げる.上にチビスルメイカ,下に良型ヤリイカが付いている.しかしチビスルメイカを回収している間に,ヤリイカが「さようならー」痛恨.続いて10cmほどのヤリイカの子?が釣れた.去っていったヤリイカの幻影を感じながら懸命に竿をシャクる.12時30分を過ぎ,船長が船のアンカーを引き上げている.ほとんどの釣り人は片付けに入っている.まさにギリギリのロスタイム.乗った!重い.良型のヤリイカを終了間際に釣り上げることができた.
釣果としては,寂しい限りだが,とにかく船に乗って釣りができることに感謝したい.

4月30日,日立港第五埠頭,晴れ,7:30-9:00,サバ15,イワシ2
日立港第五埠頭に出かけた.先客がいてサビキでサバ,イワシを釣っていた.さっそく竿を出す.ほぼ2ヶ月ぶりの竿出しである.仕掛けは相馬サビキ+集魚板である.水中で仕掛けをゆっくりと躍らせる.しばらくするとプルッ.10cm弱の稚サバ(子サバ)である.「釣れてくれてありがとう!」堤防で魚が釣れることが嬉しい.忘れた頃にポツリポツリといった感じで釣れた.イワシも混じった.本当に海の恵みに感謝である.例年ならGW期間中は家族連れも多く,第5埠頭は満員なのだが,本日は貸切に近くゆったりと釣りができた.

4月24日
今週末こそはと思っていたのですが,あいにくの天候で竿出しできませんでした.日立フィッシングセンター情報では,日立港なぎさ公園でマス子が釣れているそうです.稚アユは終わったのか,津波の影響を受けたのか不明です.5月になれば子サバが入ってくるかもしれません.日立や北茨城の船宿もいくつか再開情報を出しています.
23日日立お魚センターが再開しました.待ちに待っていました.釣れなかったとき,いつもお世話になっていました.近海物は少ないですが,風評被害にめげず頑張って欲しいと思います.

4月17日
今週も竿出ししていません.
雑誌「釣り情報」を読みました.震災後の各地の港,船宿の情報が載っています.海に出て津波の難を逃れた船は,丸1日以上海上で過ごしたそうです.
茨城県内で漁が一部再開して,水揚げされた魚が築地で取引されたそうです.復興の歩みは遅いですが,少しずつ前を向いて,進んでいって欲しいと願っています.
漁船が動き出したので,釣り船ももうすぐだと思います.

4月9日
県内のいくつかの港を見てきました.ダメージが少なそうなところもあれば,立ち入り禁止でGoogleMapなどで状況を推察するしかない場所など様々です.立ち入り可能な場所でも,復旧作業などを横目で見ながら釣りをするという雰囲気ではないですね.津波のとき港内の魚はどうなったのか,気になります.多くの港では,引き潮で海底が露出,つまり港内の海水が全て外に出ています.濁流の混乱を生きのびた魚もあるでしょうが,港内の状況は大きく変わっているので,港が魚のすみかとして復旧するまで数年はかかるかもしれません.

4月2日
日立港偵察に行きました.可能だったら稚鮎釣りでもと思ったのですが...久慈漁港北側の245号は,片道通行(上りのみ)になっています.そして245号の交差点から第五埠頭や久慈川河口へ行く道は,立ち入り禁止になっています.結局偵察だけで帰ってきました.
Googleマップで,震災後の衛星写真を見ることができます.立ち入り禁止となっている日立港の状態もある程度わかります.また大津港では,南側堤防が崩壊していることもわかります.

3月27日
自転車で海岸の様子を見てきました.河原子漁港の港自体は大きな破損はなさそうですが,小屋などが壊れています.また河原子漁港の南側道路沿いは,津波の影響が大きかったようで,全壊,半壊の建物が多いです.今回の津波では,港の構造や向きによって,港のダメージが大きかったところ,小さかったところなど,さまざまです.那珂湊では,今週末に出船を計画している釣り船もあるようです.
震災の後,釣り用に取っておいた1パック100円のカタクチイワシを塩焼きにして食べましたが,「イワシってこんなに美味しかったけ」と思いました.

3月21日
食品への風評被害が心配です.私は,ほうれん草,牛乳,魚介類,気にせずどんどん摂取したいと思っています.放射性ヨウ素などは,問題の無い量だと思います.心配な人は,昆布などの海藻類でヨウ素を多めに取っていれば,放射性ヨウ素の体内への蓄積は減らせると思います.
醸造業の被害も大きいようです.震災後は支援の意味も込めて,茨城を含む震災地域の日本酒を積極的に飲むようになりました.
県内の港の被害は甚大ですが,幸いなことに釣り船の多くは無事だったようです.船宿を利用することが,復興へ僅かな支援になると思うのですが,釣り船再開まではもうしばらく時間がかかりそうです.

3月14日
みなとです.私は,震度6強を日立市の建物の7階で体験しましたが,何とか無事にやっています.日立周辺の港,海岸でも,津波の被害は大きかったようです.まだ心の整理ができませんが,まずは被災された皆様へ,心からお見舞い申し上げます.

3月6日,北茨城沖,晴れ,6:30-13:00,黒メバル3,沖メバル4,ソイ1,タナゴ1(リリースチビ沖メバル多数)
この時期,カレイは今一だし,船の狙い物がはっきりしない.しかし生きエビ餌の五目ならボーズは無いだろう.ということで,北茨城平潟漁港とも丸に乗った.同行はYさんNさん.最初の釣果は船で始めてのタナゴである.続いてチビ沖メバルの5尾一荷.本日はとにかくチビメバルが多かった.チビメバルを外して,良型の黒メバルや沖メバルを釣りたいのだが,なかなかうまくはいかない.まあこの時期の釣果としてはこんなものだろう.

2月26日,会瀬漁港,晴れ,17:30-20:00,ドンコ5
世の中,草食系が流行のようだが,魚の世界も草食系が増えて反応が悪いようだ.ガツガツと食ってくるやつに出会いたい.先週のカレイ釣りで使った(使わなかった)イソメが余っている.サンマ切り身も冷凍庫にある.ということで本日も夜釣り.本命,イソメのウキ釣りでメバル.保険で,サンマ切り身の投げつりでドンコを狙った.イソメのウキ釣りは不発だった.またイソメの投げ竿も出したが,餌だけが無くなり魚の反応はなかった.しかしドンコが楽しませてくれた.前回はドンコ仕掛けで根掛りが多発した.今回は,胴付き1本針+捨て糸の仕掛けを使った.前回は置き竿にして根掛りが多かったので,今回は持ち竿とした.持ち竿にすると,魚の魚信がダイレクトに伝わるし,根掛りもしにくい.ドンコの魚信は強烈で,結構反応を楽しめる.ドンコゲーム(ドンゲー)結構楽しいかもしれない.ドンコは,味は良いのだが小骨が多くて食べ難いのが難点である.

2月20日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,沖メバル2,サバ1,ショウサイフグ1,クサフグ1,アナハゼ1
本日はカレイ狙いのはずだったのだが...同行はYさんNさん.漁場は,カレイ銀座の常陸那珂沖.予報は1.5mうねり無しだが,船は結構揺れた.最初の流し,魚信があった.魚が食っている感触がある.10mほど巻き上げたらはずれた.本日はカレイは,全くの不調だった.開始3時間弱で,カレイは船内Yさんを含め2枚だけ.船長の判断で「このままカレイを続けても無理なので,オキアミ餌の五目釣りに変えよう」ということになった.メバル仕掛けにオキアミを付けると,多少の反応はある.しかしあがって来るのは,良型アナハゼ(リリース)とか金魚メバルとか変なものばかり.本日は11時を回ってからフグが結構釣れ出した.でも私はそれに乗り遅れた.なぜか良型のクサフグも釣れた.クサフグは腹の底がトゲでザラザラしているのですぐに見分けがつく.結局持ち帰りは,沖メバルとショウサイフグとクサフグだけだった.クサフグに関して船長は「大丈夫だよ.食べられるよ.」とのこと.ちょっと怖かったのだが,ショウサイフグとクサフグは唐揚げになった.茨城の外道と言えば,善玉外道の王者がドンコで,悪玉外道の王者がクサフグだろう.ショウサイフグもクサフグも唐揚げにすると味に大差は無かった.ちなみにショウサイフグもクサフグも全身に毒がある.しかし身は食べても問題の無い程度の弱毒である.小さい子供に与えたり,一人で百匹も食べなければ大丈夫だろう.クサフグが食べられることが分かったので「よし,これから茨城のクサフグを一掃するぞ」先は長い.というより良い子の皆さんは,まねをして無闇にフグを食わないように気をつけましょう.
冬の船では,第一に防寒である.今まで足元が寒かった.また靴下を2つ履くと長靴がきつくなり,足元に血が巡らなくなる.そこで普通の靴のサイズより2回り大きい長靴をホームセンターで買った.釣り用ではなく唯の長靴である.さらに両足に使い捨てカイロを入れることにより,暖かく釣りをすることができた.

2月12,13日
今週末も釣行はありません.
行こうと思えば行けるのだけれど,寒くて風が強いと海に向かうことができない.TVでは,千葉沖のヒラメ釣りを特集していた.視聴者に「こんなに簡単に釣れるのだろうか」と思わせるような編集だった.個人的な印象としては,ヒラメ釣りは苦行である.顔,指先がかじかむ寒さの中,1かゼロの世界で釣りをする.その代わり釣れたときの喜びは大きい.食べても美味である.こんなことを書いていたらヒラメ釣りをしたくなった.

2月5,6日
今週末の釣行はありません.

1月29日,会瀬漁港,晴れ,17:00-20:00,メバル2,ドンコ2









今年初の堤防釣り.場所は会瀬.ボーズは避けたい.「夜釣りならドンコ君は裏切らないだろう.」という期待はあった.またメバルが各地で好調らしいので,こちらの期待もあった.人間の活性が下がらないよう十分に防寒をして,カイロを付けて出かけた.無風で海面は鏡のようなベタ凪.メバルにはもってこいの条件だ.まずはサンマ切り身+イソメの投げ釣りと,イソメ餌のウキ釣りの竿を出した.まずは,投げの竿にドンコが来た.小さかったし出来物のようなものがあったのでリリース.そして6時過ぎ.ウキが水中に沈んだ.重い.魚の反応だ.石でも,ヒトデでも,テヅルモヅルでも,フグでもない.丁寧に抜き揚げると,28cmのメバルだった.堤防からの久々のまともな釣果である.釣りの神様が「最近不調だからたまにはサービスしてやるか」と考えたのだろうか.10分後に一回り小さいメバルを追加した.また投げ釣りでドンコが来た.しかしその後は,反応無し.投げサビキ,ワームなど色々試したが,仕掛けをロストするだけだった.
帰宅後釣果は刺身と煮魚に変身した.メバルの刺身は美味であった.海の恵みに感謝したい.ちなみに今回のウキ釣りの仕掛けは,ライン1号+山女魚10号,ウキ下1.5m,アオイソメの1本がけであった.

1月23日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,カサゴ1,ショウサイフグ1
「港の釣りはどうした!」というお叱りが来そうだが,今年の二度目の釣りも船になった.水温低下にもめげず日立沖でテンヤマダイ.同行はYさんNさん.予報は1.5mうねり無し,風も弱く船を楽しむ(釣りを楽しむのではなく)には絶好の天候となった.結論から言うと私は今日も貧果だった.Yさんは前回同様本命を含む5目達成,私とNさんは仲良くカサゴとフグのみ.
水温が10度くらいになってくるとさすがに本命マダイの活性が下がっている.船内でも30cmいかないマダイがポツリポツリと釣れた程度.しかし外道は,フグをはじめ,カサゴ,アイナメ,サバ,タコ,ホウボウ,ベラなど多彩な魚が船内であがっていた.はじめから根魚5目テンヤと割り切っていれば良いかもしれない.
(この時期の堤防)茨城新聞に堤防からのメバリング,アジングの記事が出ていた.夜釣りで堤防からルアーでメバルだけでなくまだアジも狙えるとのこと.身餌(サンマ)の仕掛けも加えればドンコも狙えるだろう.と頭の中では考えているのだが,人間の活性が下がっていてなかなか行動に移せない.

1月15,16日
今週末の釣行はありません.
何がいけなかったのか?先週の真鯛テンヤで本命ボーズだったことをまだ引きずっている.もうちょっと小まめに合わせを入れる.小まめに餌の状態を確認する.エビがゆらゆらと水中を泳いでいるようアクションに注意する.厚手の手袋は防寒には良いが,竿先の感覚が鈍る.いろいろな教訓を頭に叩き込んでリベンジをしたい.

1月10日,日立沖,晴れ,6:00-12:30,アジ1,ホウボウ1
まわりでは釣れるのに何故自分には釣れないのか?腕か,運か,仕掛けか?私にとって永遠の命題である.今年の初釣りは,日立沖で一つテンヤ.同行はYさんNさん.結果としては周囲でマダイが結構釣れ,超大型のタイも出た.ゲストも多彩だった.しかし私は...いつものとおりのパッとしない一日だった.最初は,試しに使ったタイカブラを10分ほどで根掛り,ロスト.またお祭りが頻発した.お祭りしたラインを途中から切って付け直す羽目になる.しかし手がかじかんでいて仕掛け側のラインを落としてしまった.30mほどのラインと仕掛けは海の藻屑となった.本日の釣果は,35cmのアジとホウボウのみ.
(いわき市石炭・化石館「ほるる」)
いわき市石炭・化石館が昨年リニューアルされた.小学校時代をいわきで過ごし,化石少年だった私にとって,大好きな場所である.リニューアル後,初めて行ってみた.展示は全体的に見やすくなったと思う.骨格模型や各種鉱物岩石が充実している.私が小学生だった昭和40年代,いわき市内郷には,化石や鉱石が採集できる崖や切通しがいくつもあった.二枚貝,巻貝,葉など色々な化石が簡単に採集できた.当時みんなが石器と言って採集した石が玄能石で,雲母と言っていた石が石膏あったことが判明した.フラガール関係の展示も加わり,お客さんも結構入っているようだ.

明けましておめでとうございます.
1月1,2日
年末および新年の釣行はありません.
「みなとによる港の釣り」のページを開設して14年が経ちました.世の中には,「こんなに釣れた!たくさん釣れた!釣りの秘密公開」みたいなページは数多くあります.あまり釣れていない「いまいち」なこのページをご愛顧いただき感謝いたします.これからもマイペースで,「あんまり釣れていない情報」を垂れ流していくつもりです.個人的には,「爆釣,大漁」を目指してはいるのですが,結果としては「いまいち」の内容になっていますね.